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その「強い思い」は私を圧倒する。いやそれは「強い思い」というような単純な言葉だけでは到底表すことなど出来ないものなのだろう。ユダヤ人が“Home”「
10/26(金)、夜明け前の遊泳を楽しんだガリラヤ湖畔のホテルを出発した私たちはBFPが6年前より支援を始めた小学校と孤児院にまず向かった。家庭の貧しさゆえに教育の機会を奪われようとしている子供たちと、親を亡くし“Home”「家族」を知らぬまま育とうとしている子供たちとを支えるために寄り添う大人たちがそこにいた。そしてそのような大人たちの愛に囲まれて、安心して「子供」として笑い、ふざけ、学び、生きることを喜びとしている子供たちがそこにいた。
続けて訪れたBFPのカーミエル・フードバンクで、自分の人生をささげてその働きに従事するスタッフやボランティアの方々にお会いした時、私はここに来るべくして来たことを知った。食糧支援や大工仕事を通じて人々に愛を持って仕え続けることに徹するその働きと、昨年の3.11の大震災以降に私も携わることを許されている被災各地でなされ続けて来た働きとが、規模は異なるものの、その理念においてはピタリと重なることに気付かされたのだ。30年以上に渡ってイスラエルの地で続けられて来た働きに触れることを通し、被災地のみならず日本においても求められ続けて行くであろう働きに対して大きな励ましを受けたひと時だった。
なおこの日、小学校とフードバンクでは、旅中に急きょ結成した男性参加者による合唱隊で二晩の練習を経て、唱歌「ふるさと」(アカペラコーラス・ギターソロ・独唱・ラップ含みバージョン)を歌う機会が与えられた。震災により今もなお日本において“Home”「家/
「夢は今も巡りて、忘れ難しふるさと。志を果たして、いつの日にか帰らん・・・」
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