ツアー体験談

園の墓

イエス・キリストのお墓があった可能性のある場所。このような聖書の歴史跡の多くは、その場所に記念の教会が建てられるのだが、ここは園の形で保存されました。そのおかげで、偶像のように祭られる美術品などが置かれず、とても清々しい場所になっています。

ガイドさんは情熱と使命をもってこの園に仕えていました。この場所の歴史的な背景、当時の様子やここをキリストの墓があったとする根拠やその疑問点などを客観的に説明する一方で、自分の信仰についても語ってくれます。「本当のお墓の場所は隠されているのかもしれない。それは人がよみがえられたお方ではなく、その墓を崇めないようにするためかもしれない」と語っていました。中に入ると、「あの方はよみがえられました。ここにはおられません」との文字が。本当に大事なのはどこで葬られたかではなく、よみがえられ、そこにはいないこと。本当にここがイエスさまのお墓だったのかはわかりません。でも多くの歴史跡を巡るなかで、もっとも歴史跡が作られたことの意味や本質を強調してくれた場所はここだったように思います。

西壁

主が「私の名を永遠に置く」とされた場所で、世界中から人が集まり、主に祈りを捧げにくる。ユダヤ教を初め、数々の宗派の人が集まっているのだが、ほとんどの人が同じ神に祈りにくる。人が集まって祈ればそこには主が働かれる。日本にももっと多くの人が集まって祈ることのできる場所があればいいなと思いました。