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イスラエル滞在もこの日で最後。
ツアーの内容は非常に濃く、毎日がとても長く感じられたが、振り返ると本当にあっという間だった。参加者同士もみんな仲良くなり、ツアー中は笑いが絶えなかった。こうして迎えた最終日。家族が待つ日本に早く帰りたいという想いと同時に、まだ帰りたくないという想いを抱いていたのは、きっと僕だけじゃなかったと思う。
3日目となるエルサレムは、キリストの墓と言われている「園の墓」から始まる。
エルサレム旧市街の聖墳墓教会もキリストの墓の場所と言われているが、園の墓は当時の状態を残すため園のまま保存されており、僕が思い描いていたイメージにとても近かった。
墓に入ると「HE IS NOT HERE - FOR HE IS RISEN(彼はよみがえられました。ここにはおられません。)」と書かれていた。ここが実際の墓かどうかはわからないが、空の墓を前に、今まで聖書の中でしか読んでこなかったキリストの復活を、身をもって体験した気がした。
その後、城壁の上を歩き、嘆きの壁と呼ばれる「西の壁」へ。
到着すると、そこは祈りをささげようとする人で溢れかえっていた。また、この日はバルミツバ(ユダヤの成人式)があり、成人した13歳の男子も楽器と歌で祝われていた。
壁に近づくと高く積み上げられた巨石はさらにその存在感を増した。石の隙間には祈りが書かれた紙が所狭しに差し込まれ、石の色はみな、壁に触れて祈るためか人の高さの部分が黒ずんでいた。これだけ多くの祈りが公然と捧げられている場にいた僕は、その時、当たり前のように祈りを捧げていたが、エルサレムを出て神を知らない日本という国に戻ってから、自分がとても恵まれた環境にいたのだと改めて気付かされた。
帰国前最後に訪れた場所は、ペテロが異邦人の救いに関する幻(使徒10章)を見た場所、ヨッパだった。そこで僕たちは感謝会を開き、巡り歩いた場所を初日から振り返った。それぞれの場所で多くのことを体験し、また多くのことを語られた。その一つひとつが日本では味わうことのできない祝福だったが、一番の祝福は、その過程で与えられた神の家族との絆だったと思う。日本に戻り、それぞれの環境に戻されても、こうして祈り合い、励まし合える関係が与えられたことを神様に感謝したい。
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