プロジェクトレポート

幸せと祝福への道

TEXT.レベッカ・J・ブリマー(BFP国際会長)

毎年、大勢の人々がイスラエルに帰還してきますが、慣れない新しい地での生活は、想像を絶する大変さが伴います。戦争や反ユダヤ主義の台頭などで、生まれ故郷に住めなくなったユダヤ人にとっては、後ろの橋を焼き切っての再出発です。BFPでは、そうした新移民の皆様に、里親ブログラムを通して仕えています。

里親プログラムで移民の方々にお届けする支援物資 Ai Yamamoto/bridgesforpeace.com

誰もが幸せで祝福された人生を送りたいと願っています。グーグルで「幸せになる」と検索すると、膨大なヒット数が表示されますが、それほど世界中の人々が幸せになることを切望しているのです。

聖書には、幸せと祝福を受ける方法が記されています。ヘブライ語の一つ「エシェル」は、「幸い/祝福」を意味します。聖書によると、私たちが幸い(エシェル)でいられるのは、主に身を避け(詩34:8)そむきを赦され(詩32:1)主を恐れ(詩112:1)主の道を歩む(詩128:1)時です。

祝福を意味するもう一つのヘブライ語は「バラク」です。これは、神がアブラハムに語り掛けた創世記12章3節に出てきます。「あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される(創12:3)

つまり、神の計画や神の道、またそのみことばに従って行動するなら、祝福は必ず注がれるということです。その計画の中心にはアブラハムとの契約があり、イスラエルとユダヤ人を祝福する時、私たちに幸福と祝福がもたらされることがよく分かります。

また、聖書は貧しい人に助けの手を差し伸べる者を主が祝福するとも約束しています。「幸いなことよ。弱っている者に心を配る人は(詩41:1)」「あなたの兄弟のひとりが、もし貧しかったなら、その貧しい兄弟に対して、あなたの心を閉じてはならない。また手を閉じてはならない。…必ず彼に与えなさい。また与えるとき、心に未練を持ってはならない。このことのために、あなたの神、主は、あなたのすべての働きと手のわざを祝福してくださる(申15:7、10)

これらのみことばを読む時、私の胸は高鳴ります。なぜなら、BFP(ブリッジス・フォー・ピース)やこの働きをお支えくださる世界中の皆様が、聖書に記されている祝福を期待することができるからです。BFPは、貧困に苦しむ2万2千人の方々を覚え、毎月食料と励ましと愛をお届けしています。移民やホロコースト生存者、病気で苦しむ人、母子家庭、単身で移り住んだ学生、希望を失った人、一時的な支援を必要としている人―こうした人々を助け、その人生に大きなインパクトを与えているのです。BFPが支援している、ある移民家族についてご紹介します。

スヴェトラーナさん(仮名)は1941年、ウクライナで生まれました。戦時中、多くの苦労を味わったそうですが、戦争が終わり、生活は改善されました。音楽学校で歌を学んだ後、結婚して二人の子を授かり、幼稚園の仕事に就くこともできました。ところが、愛するご主人が他界するという新たな悲劇が彼女を襲ったのです。しばらくしてスヴェトラーナさんはユーリさん(仮名)と再婚しますが、ウクライナでの生活はとても厳しく、退職したらイスラエルに移住しようと決めていました。

2012年になるとウクライナの状況はさらに悪化し、工場は次々と閉鎖に追い込まれ、生活はより一層困難になりました。そこでスヴェトラーナさんは、末の息子家族を説得し、一緒にイスラエルに移り住むことにしたのです。13年7月、一家は無事にエルサレムに到着しました。しかし、ようやく見つけた新しい希望も長くは続きませんでした。14年12月、仕事を終えた息子さんが子どもを学校に迎えに行く途中、階段で足を滑らせて頭を打ち、意識不明の重体に。昏睡(こんすい)状態が3日間続いた後、息子さんは息を引き取りました。

残されたお孫さんは、スヴェトラーナさん夫妻と同居することになりました。孫娘は現在小学3年生、孫息子は4年生です。ユーリさんは孫たちの世話に多くの時間を割き、勉強もよく見てあげているので、二人とも学校の成績は良いそうです。家ではロシア語を、学校ではヘブライ語を学んでいます。孫たちは父親を失った悲しみを乗り越え、新しい祖国で懸命に生きています。

健康的で最高品質の食料をお届けしています pixabay.com

年金受給者である夫妻の収入はわずかです。ウクライナからの年金は、イスラエルへの帰還と共に打ち切られました。イスラエルでは年金を払っていなかったので、最低金額しか受け取れません。物価の高いイスラエルで、幼い孫を二人も抱えながら、わずかな年金で生活するのは不可能です。こうして、BFPの支援が始まりました。毎月、健康的で最高品質の食料をたくさん届け、一家の生活を支えています。私たちはできる限りの方法で、彼らの新生活を支援していくつもりです。

スヴェトラーナさんは最後にこう言いました。「どんな困難があっても、BFPが私たちを助けてくださいます。家族を代表して申し上げます。皆さんのプログラムに参加する機会を与えてくださって、心から感謝しています」

里親プログラム

毎月、里親プログラムでこうした支援ができることが、本当に祝福です。それぞれの家族に、それぞれのストーリーがあります。イスラエルでの新生活を軌道に乗せるために、彼らは私たちの助けを必要としています。支援を求める声は増え続けており、現在、1年間の継続支援をしてくださる方を求めています。皆様の尊いご支援によって、各家族の必要に応じて食料を提供し、交通費を援助し、祝祭日の贈り物や励ましをお贈りすることができます。

こうしたイスラエルの人々と共に歩んでいただけないでしょうか。神の言葉は真実であり、神の民と共に痛みも悲しみも喜びも共にすることには、幸せと祝福が伴います。毎月の継続支援が難しい場合は、救出作戦へのご支援をご検討くだされば幸いです。救出作戦では里親プログラムに参加していない移民家族を支援しています。神とイスラエルに対する皆様の愛に心からの感謝を捧げます。

皆様の上に、みことばの約束が成就し、素晴らしい祝福と幸せを受け取られますことを心からお祈りいたします。

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