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ハイメール通信No.841 戦時下におけるイスラエル帰還

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ハイメール通信No.841 2024.2.9
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戦時下におけるイスラエル帰還
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イスラエルは、南はハマス、北はレバノンのテロ組織ヒズボラとの戦闘など多方面での戦いを余儀なくされていますが、戦時下にあっても、世界各地からイスラエルへの帰還の流れはとどまることがありません。ユダヤ機関の調査によれば、昨年10月7日のハマスの奇襲攻撃から1月29日までで、4千人以上のユダヤ人がイスラエルに帰還したことが分かりました。主な出身国は、ロシア、アメリカ、ウクライナ、フランス、ベラルーシなど。さらに2023年の最終週には、北米から200人が帰還。戦争の勃発を理由に、移住計画を中止するよりもむしろ、イスラエルとの連帯を表し、移住の緊急性が高まったと、帰還者たちは語っています。

この背景には、世界中で激化する反ユダヤ主義があります。特に、国防軍のガザでの地上作戦開始以降、その高まりは、さながら第二次世界大戦直前の様相です。世界中の多くのユダヤ人は、学校やシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)に通うことを警戒し、街を歩くこと自体に恐怖を募らせています。世界シオニスト機構のヤコブ・ハゴエル氏は、「イスラエル国外で、ユダヤ人でいることは困難だ」と発言しました。

「バースライト」というユダヤ人団体は、1999年の設立以来、イスラエルを訪れたことのない離散社会のユダヤ人の若者を対象に無料のイスラエルツアーを催行してきました。過去25年間で、世界68カ国から80万人以上が参加してきましたが、今年1月、戦争勃発以来、初めてのツアーが催行されました。今回は特別ツアーで、人手不足が深刻な農地での収穫ボランティア、戦争で国内避難民となった人たちとの交流、テロ攻撃の生存者の証言を聞くなど、ハマスの奇襲攻撃以来のイスラエルの痛みを体験する内容が盛り込まれていました。参加者は一様に、祖国に住むユダヤ人への尊敬と愛着を語り、彼らの祝福になりたいとの思いを強くして旅を終えたといいます。

戦争のさなかに、世界中のユダヤ人に約束の地への思いが起こされていることを覚え、主をほめたたえます。さらなる帰還の増加が予想されるこの年、あらゆる方面での備えが与えられるように。上に立てられた人々に、天よりの知恵が与えられるように。また、イスラエルと世界のユダヤ人が一つとなって、この苦難の時を乗り越えられるようお祈りください。

「わたしがイスラエルの家を、散らされていた諸国の民の中から集めるとき、わたしは国々の目の前で、わたしが聖であることを示す。彼らは、わたしがわたしのしもべヤコブに与えた土地に住む」(エゼキエル28:25)


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