ハイメール通信No.743 ロシアのユダヤ機関の活動停止令その後
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ハイメール通信No.743 2022.9.23
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ロシアのユダヤ機関の活動停止令その後
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7月、ロシア司法省が在ロシアのユダヤ機関(Jewish Agency:ユダヤ人のイスラエル帰還を支援促進する団体)に活動停止の意向を示し、裁判が始まりました。9月19日、この件に関する審理が予定されていましたが、審理がまた1カ月延期されました。判決が出るまでは、ユダヤ機関はロシアで通常どおり活動することができます。
ここ数週間、「これはロシアの外交工作ではなく、裁判所を通じて対処できる"法的問題"であるので、心配ない」と両国は主張していますが、先行きは不透明です。
ロシアのユダヤ機関はこの1カ月半、事業を完全に停止するか、大幅に縮小しなければならない可能性に備えてきました。今後、たとえ活動停止の判決が下り、ユダヤ機関が閉鎖されスタッフが国外に離れなければならなくなったとしても、帰還支援業務を継続できるようあらゆる選択肢を検討しています。
今年2月以降、ロシアからのイスラエルへの帰還者は既に前年比3倍に増えています。ロシアの帰還を望むユダヤ人たちが、扉が開いている今のうちに、一人でも多くイスラエルに帰還を果たすことができますように。続けてお祈りください。
祈祷課題
1.帰還を迷っている方が、扉が閉ざされる前にイスラエルに帰還できるように。
2.ロシア政府と交渉するイスラエル政府、ユダヤ機関に天からの知恵が与えられるように。
3.たとえユダヤ機関に閉鎖命令が出たとしても、何らかの形で帰還業務を継続できる体制が整えられるように。
わたしは、北に向かって『引き渡せ。』と言い、南に向かって『引き止めるな。』と言う。わたしの子らを遠くから来させ、わたしの娘らを地の果てから来させよ。(イザヤ43:6)
B.F.P.Japan
ハイナイト部