皆さまのお力により、2001年度、BFPは7,046枚の毛布をお配りすることができました。7,046人の人々が、皆さまの愛に包まれて夜を過ごしています。これまで配布した毛布を合わせると、何万人もの世帯にBFPの毛布が存在することになります。それを思うとき、改めて「この一枚一枚の毛布に込められた皆さまの思いが、彼らに届きますように……」と祈らずにはいられません。
今年エルサレムでは例年にないほど豊富な雨が降り、ときにはその雨が雪となって寒さをいっそう厳しくしています。年を取れば取るほど寒さが身に応え、十分に保温しないと熟睡することができません。そんな中、皆さまの毛布が彼らの心にも体にも、暖かさを届けてくださいました。
祈りを込めて……
私たちは米粒一つひとつに至るまで、深い祈りをもってお捧げしていますが、特に毛布には熱い思いが込められています。毎日使う物であり、その暖かさを体感できるものだからです。
私たちは彼らにイエスさまの愛、あわれみ、そして優しさを体験してもらいたいと切望しています。イエスさまがどんなに深く彼らを愛しておられるか……。それを体験的に知ってほしいと願うのです。幼い頃、毛布をそっと掛けてくれた父母の手のぬくもりを、天のお父さまの手のぬくもりとして感じてほしいと願わずにはいられません。
人を用いられる主
寒さに震える彼らの姿を見て、一番心を痛めておられるのは神さまご自身です。どんなに自ら手を差し伸べられて、彼らを暖めたいと望んでおられるかわかりません。神さまは何でもおできになるお方です。しかし、魔法を使うように奇跡を行われるのではなく、人を用いてその働きを成そうとされます。神さまの愛を私たちに植えて、ご自身の愛を示そうとされます。私たちも、主の同労者として召してくださっているのです。
その思いにお応えくださいましたお一人おひとりに、心からの感謝とお礼を申し上げます。配られた毛布一枚一枚が、主の栄光の現れとなりますように……。