プロジェクトレポート

心を騒がせない

文:レベッカ・J・ブリマー(BFP国際会長)

今、心を騒がせるようなニュースが巷にあふれています。
主イエスも「世にあっては苦難がある」と言われました。
しかし、神に信頼を置く時、私たちには正しいことを行う力が与えられます。

BFPフードバンクでパッキングするボランティアたち Photo by BFP本部

わたしはあなたがたに平安を残します。わたしの平安を与えます。わたしは、世が与えるのと同じようには与えません。あなたがたは心を騒がせてはなりません。ひるんではなりません」(ヨハ14:27)。私はイエスさまのこのことばが大好きです。

 出エジプト記を読むと、イスラエルの民が生きた時代は暗黒時代だったことが分かります。ヨセフがいた当時、イスラエルの民はエジプトで優遇されていました。ところが、ヨセフのことを知らず、気にも掛けない新しい王が現れると、イスラエルの民は奴隷とされ、過酷な取り扱いを受け、生まれた男子は皆殺しにするとまで言われました。

Photo by BFP本部

幸いにも、神は新生児殺害を拒む2人の助産婦たちを起こされます。彼女たちは神をおそれ、正しい決断を下し、多くの命を救いました。救われた新生児の中にモーセがいます。後に、聖書の中で最も偉大な指導者の一人となった人物です。助産婦たちは、自らの行動で危険にさらされるのではないか、と心を騒がせたでしょうか。恐ろしい状況になると悩んだでしょうか。もちろんその可能性はありますが、そうした思いも彼女たちの正しい行動を止めることはありませんでした。

この物語は、私の思いの中にチャレンジを与えてくれます。困難な時代に置かれている今、私はどのように応答しているだろうか。永遠に意味を持つようなことを行っているだろうか。誰かの命を救える決断を下しているだろうか――と。

うつ病

イスラエル国内を巡り歩いていると、うつ病患者が増えてきているのが分かります。愛する人を失い、仕事の道が断たれ、治安も悪化し、多くの人が希望を失っている状況です。自殺も増加傾向にあります。もともと低所得だった方たちは絶望的な状況です。高齢者は孤独にさいなまれています。新移民は仕事を見つけることができません。

光を輝かせよう

イエスさまは次のように言われました。「このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせなさい。人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようになるためです」(マタ5:16

闇が濃くなる時、光の輝きは増します。今こそ、主に従うすべての人々が主の本性を表しながら行動する時が来ました。苦しむ人々に愛の手を差し伸べ、具体的に助ける時です。これこそが私たちBFP(ブリッジス・フォー・ピース)の核心です。生活困窮者に食料を差し上げ、オンライン授業への対応を迫られている子どもたちにコンピューターを提供し、高齢者のお世話をし、アリヤー(イスラエルへの帰還)した方たちに支援の手を差し伸べる――。こうした姿勢が重要だと私たちは認識しています。

昨年12月には、250人のブネイ・メナシェ(マナセ族の末裔(まつえい))がインドからイスラエルに帰還するのを支援しました。彼らが新しい地での生活を築き上げていくため、引き続き私たちは支援の手を差し伸べてまいります。BFPが長年お助けしてきた他の方々も、旧ソ連や南アフリカからイスラエルに移住してきています。

昨年12月に帰還したブネイ・メナシェ
Photo by Shavei Israel

アレクシーさんとオルガさんご夫妻はパンデミックのさなか、ダニエル君とニック君という2人の息子を連れてアリヤー(帰還)しました。まだ若いご夫婦です。アレクシーさんはビジネスマンとしてウクライナで快適な生活を送っていましたが、イスラエルにいる親戚を訪ねてこの地を訪れた時、ひと目で気に入ってしまったそうです。

アレクシーさんは言います。

「昨年3月に都市封鎖になったことで、イスラエルに帰還する決断ができました。国境が封鎖された後、かつてのように各国を往来する機会は失われ、私たちもキエフで“立ち往生”しましたが、今回の出発で救出されました。今後、ウクライナに戻ることは計画していません。BFPの『救出作戦』のおかげで領事館での審査前に必要な書類を集めることができ、たくさんのアドバイスも頂きました。救出作戦のメンバーは、私たちを荷物と共に空港にも送ってくれました。このような時代に他人を助ける人々がいることに驚いています。私はビジネスをしているので利益を上げるためなら何でもします。でも、皆さんが良いことを行うのは報酬のためではありません。私にとってはそれこそが奇跡です! 私はこれまで資金提供を求められることはあっても、誰かから支援の手を差し伸べられたことはありませんでした。皆さんの手厚いケアに本当に感謝しています。温かい心で共感してくださり、理解をもって接してくれたことがありがたかったです。このような体験をしたおかげで、私も困っている人を助けたいと思うようになりました!」

私たちの良い行いは、このご家族に光をもたらしました。

これこそが私たちの選択

Photo by BFP本部

私たちは、身の回りで起きている出来事を見て心配し、嘆くこともできます。一方、神への信仰から行動し、正しい行いによって神を証しすることもできます。エジプトにいた助産婦のシフラとプアは命を選び、その行動によってモーセの命を救いました。モーセは奴隷の身であった同胞を、束縛から自由へと導き続けました。義の行いはすべて、広範囲に及ぶ利益と祝福の可能性を持っています。困難の中にいる方々、困窮し、孤独にさいなまれている方々に神の愛を示す道を選びましょう。イスラエルにおけるBFPの活動は、この暗闇の地に神の光を輝かせ続けています。

私たちの活動は、皆様がパートナーとなって支援してくださるおかげで可能となっています。支援を求める声は増え続ける一方です。食料を必要としています。同時に、彼らが一人ではないことを知らせることも必要です。皆様のご支援は金額の大小にかかわらず、イスラエルの人々に命をもたらし、愛と希望を与える祝福となっています。

神の愛、守り、励ましを皆様が日々体験できるように私たちは祈っています。皆様が心を騒がせることがありませんように!

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