プロジェクトレポート

神が約束された守り

文:レベッカ・J・ブリマー(BFP国際会長)

新型コロナウイルスの感染拡大が世界中に影響を及ぼし、イスラエルも厳戒態勢を敷いています。
皆様の国々もどれほど苦労されていることでしょう。
人々は恐れに打ちのめされていますが、全能なる神さまと聖書のことばを握ることしか、恐れに打ち勝つ方法はありません。

右: BFPは、エルサレム市などから特別な外出許可を得て、食料配布を続けています Photo by BFP本部
左:食料と共に配布している詩篇91篇のしおり Photo by Michio Nagata

今、恐れが世界中を支配しています

世界中で急速に拡大する新型コロナウイルス。イスラエルでは、ウイルス感染者と接触した人や、感染が拡大する国から帰国してきた何万人もの人々が隔離されています。その一部は実際に感染した人々です。大規模集会は禁止され、予定されていたマーチ・オブ・ザ・リビングのイベントや、エルサレムマラソンなどの主要イベントも延期となりました。感染リスクの高い人々は、10人以上が集まる集会には一切参加しないようにと勧告されています。そのため、世界の国々同様、シナゴーグ(ユダヤ教会堂)や教会での集まりにも影響が生じています。4月時点でイスラエルを訪れる海外からの旅行客は、完全にシャットダウンされました。観光客はいなくなり、航空会社はフライトをキャンセルしています。多方面に影響が及び、多くの失業者で、国は悲鳴を上げています。

今、主が詩篇91篇を聖書に書き記してくださったことに心から感謝せずにはいられません。この詩篇は次の1節から始まります。「いと高き方の隠れ場に住む者 その人は 全能者の陰に宿る

主こそ 狩人の罠から 破滅をもたらす疫病から あなたを救い出される」(3節

あなたは恐れない。…暗闇に忍び寄る疫病も 真昼に荒らす滅びをも。千人が あなたの傍らに 万人が あなたの右に倒れても それはあなたには 近づかない」(5-7節

わざわいは あなたに降りかからず 疫病も あなたの天幕に近づかない。主が あなたのために御使いたちに命じて あなたのすべての道で あなたを守られるからだ」(10-11節

今、疫病に関するさまざまな見解を耳にします。あるラビは「神は世界を裁かれるお方である」と言い、聖書預言を勉強するクリスチャンたちは「これは終末に起こるとされている疫病か」と疑問を投げ掛けています。一方で、こうした見解に反対するラビやキリスト教指導者もいます。ソーシャルメディアを見れば、さまざまな主張が対立し合い、人々にさらなる恐怖を引き起こしています。恐れは明らかに神から来たものではありません。使徒パウロはテモテにこう手紙をしたためました。「神は私たちに、臆病の霊ではなく、力と愛と慎みの霊を与えてくださいました」(Ⅱテモ1:7

イスラエルの人々に希望をもたらす

ある時、私はイスラエルの友人と夕食の席に着いていました。正統派(ユダヤ教)のご家庭ではなく、民族の伝統として律法を守る人々のご家庭です。今起きている出来事について語り合いながら、私は聖書アプリを開き、ヘブライ語の詩篇91篇を示しました。「ぜひ神が語っておられることに目を留めてください」と励ますと、みことばが彼らの心に伝わり、その顔には平安が満ちあふれました。その瞬間、毎月BFP(ブリッジス・フォー・ピース)が支援しているすべてのイスラエル人にも、この詩篇91篇を贈らなければならないと思ったのです。

早速BFPのデザイナーに依頼し、詩篇91篇の美しいしおりをデザインしてもらいました。表面はヘブライ語で、裏面は英語にし、毎月の食料パッケージと共に配布するため、たくさんのしおりを印刷しました。

私たちはイスラエル人全員がみことばに精通しているように思っています。しかし、決してそうではありません。特に旧共産圏から帰還してきたユダヤ人は、聖書に触れるチャンスがないまま大人になりました。聖書はこの不安な時代にあって、不動の平安を私たちに与えてくれます。にもかかわらず、聖書を記し、守り、全人類にこの祝福をもたらしてくれた民が、聖書の内容を知らずに過ごしているのです。だからこそ、BFPでは聖書を配り続けてきました。

現在、エルサレムでは家から100m以上離れた場所に出掛けることはできません。その禁を破るなら、逮捕されることになります。徹底的に外出が制限されているのです。この困難の中で、私たちが配る詩篇91篇のしおりが呼び水となり、彼らが家のどこかで眠っている聖書を持ち出し、じっくりと読むことができるようにお祈りください。彼らがひとたび聖書に触れることができれば、彼らは自分の神がどなたであるのかを悟ることができるのです。

難局に立たされても、私たちBFPは逃げ出しません。イスラエルも私たちに協力をし、エルサレム市からは、食料配布のために特別な外出許可を得ることができました。それにより、引き続き人々に食料や励まし、愛をお届けすることができています。私たちは、高齢で近くのコンビニにさえ行くことができないホロコースト生存者への支援を欠かしません。彼らが食料以上に楽しみにしている私たちとのハグや笑顔を届けることができないことは断腸の思いですが、私たちは心の中で彼らを強く抱き締めています。また、コロナウイルスの隔離期間を過ごし、全く外に出ることができない人々にも食料を提供しています。

私たちは日本の皆様のことも、毎日欠かさず祈っています。距離はどんなに離れていても、このコロナ以降、さらに強く皆様とのきずなを感じています。「日本」というキーワードがニュースから流れてくると、私たちは食い入るように見て祈りを積んでいます。世界が苦しむこのような時ですが、聖書のみことばに信頼し、イスラエルに住む人々の心に希望と平和をもたらすためにお祈りいただければ幸いです。現在の緊迫した情勢の中で、神は詩篇91篇を用い、ご自身が愛をもって民を守るということを伝えようとされていると思います。今この時も、神は私たちのために特別な働きをなさろうとしています。しかし、皆様の助けなくして、私たちは活動することはできません。世界中のBFPファミリーの皆様が私たちと共に立ち続け、それぞれの国に大いなる主の守りと祝福があるように祈っています。

これからも、いと高き方の隠れ場に住み続けましょう!皆様と皆様の愛する人々のために、神が疫病を遠ざけてくださいますよう心からお祈りしております。

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