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プロジェクトレポート

神さまの速度に合わせてギアチェンジを!

TEXT.レベッカ・J・ブリマー(BFP国際会長)

2014年を振り返り、時代のスピードが加速していることを覚えます。
BFPでも、さらに刻々と変わる情勢に即座に対応できるよう、支援の強化を図っています。

北部フードバンクに飛び込みで食料を求めて来た方々 Photo by Michio Nagata

変速の時

マニュアル車を運転したことのある方であれば、速度に応じて瞬時にギアを切り替えなければならないことをご存知かと思います。2014年、イスラエルは刻々と変化する現実に頻繁に対応しなければならず、イスラエル国家のみならず世界中のユダヤ人にとって緊張の多い困難な年でした。反ユダヤ主義の台頭に危機感を覚えイスラエルに帰還するユダヤ人が急増しました。特にヨーロッパにおける反ユダヤ主義は、第二次世界大戦以降かつてないほど激しさを増しています。50日間にわたる紛争を経験し、5千発以上ものロケットがイスラエル広域に発射され、テロ目的で掘られたアリの巣のように入り組んだトンネルが発見されました。

パレスチナ人暴徒 ©Ashernet

半年以上もの間エルサレムでは暴動や暴力が頻発し、不安定な状態が続いています。世界各国との同盟関係が変化しました。ある出来事が収束に向かったかと思えば、突然別の攻撃にさらされ、イスラエルのリーダーたちはその都度、即座に切り替え対応していく必要がありました。多くの国々がイスラエルに対して非難と圧力をかけ、それは今まで最大の同盟国とされていたアメリカも例外ではありませんでした。

BFP(ブリッジス・フォー・ピース)でも、変化に応じて支援プロジェクトを強化する必要性を感じています。危機的状況を重点的にお伝えする必要があったため、通常のプログラムの報告をなかなかできませんでした。しかし、イスラエルに向けて行われているこうしたプログラムの一つ一つが、イスラエルと共に立つ友がいることを知ってもらい、その友であるクリスチャンを通して神さまの愛を感じていただく大切なプログラムなのです。

空港にて、疲れ果てた様子の
ウクライナからの帰還者 ©Ashernet

そのような中、BFPには「危機的状況に置かれているイスラエルの人々を助けたい……」と、多くのクリスチャンの愛が押し寄せました。それらのご支援により2台の救急車と学校向けの防空シェルターを購入、プレゼントすることができました。またロケット攻撃下にある地域へ、食物や援助物資を配達することができ、悲しみに暮れる人々に愛をもって仕えました。ウクライナで台頭する反ユダヤ主義や戦争から脱出する2000人近いユダヤ人の必要にも応えました。インド北東部から帰還した何百人ものブネイ・メナシェ(インドに住むマナセ族の末裔)を歓迎し、ストーブ、毛布、鍋、フライパン、聖書や学用品などを贈りました。ウクライナにいるユダヤ人には希望の糧プロジェクトを通じて食料支援をし、またイスラエル全土では50の自治体を超える何千人もの人たちに引き続き食料支援をしています。

キッズプログラムでは、エルサレム、ベイト・シェメシュ、キリヤット・エクロン、カーミエルなどにある12校に及ぶ400人ほどの児童を支援し、里親プログラムでは新移民を支援してきました。大工チームが老朽化した家を修理しました。歯科医療費に困った方には歯科医療支援も行いました。

いずれのプロジェクトにおいても、神の愛という光を照らす働きをしてきました。

時代の転換期

私たちを取り巻く環境の変化に応じ、BFPではギアの切り替えをしています。

大工チームによる家の修繕
Photo by Hikaru Sakamoto

来たる年、2015年も引き続き混乱が予想され、あらゆる事態に即応できるよう備えなければなりません。多くのクリスチャンリーダーやとりなし手たちが、今が歴史上大変重要な時期、転換点であることに気付いています。天にはいくつものしるしが現われ、多くの人たちが注目しています。また聖書の祝祭や安息年に再び新たな関心が寄せられており、これこそが何よりのしるしです。疑うまでもなく神さまは、今も働かれており、私たちも神さまの計画に応じて動く必要があります。

「あなたは立ち上がり、シオンをあわれんでくださいます。今やいつくしみの時です。定めの時が来たからです」という詩篇102篇13節のみことばが心に鳴り響いています。今がこの「定めの時」であると信じます。神さまはこの時代の転換期である「定めの時」に、主の教会に真実を伝え、主の民イスラエルに愛を行うためにBFPを備えてくださいました。皆様におかれましても、この祈りと働きに加わっていただきたく存じます。

隙間ができはじめた北部フードバンクの備蓄倉庫
Photo by Michio Nagata

昨年は救急車やシェルターなど大きなプロジェクトが重なり、特に、「食料」と「大工チーム」への献金が減少し、大幅な予算カットをせざるを得ない状況が続いています。満載であった北部フードバンクの食料倉庫内の備蓄も、在庫薄により空間が生まれています。しかし、皆様のお支えにより、各プロジェクトがそれぞれの力以上に用いられ、祝福されていることを心から主に感謝しています。今月も、どのプロジェクトにご支援いただけるか、どうぞお祈りいただければ幸いです。

さあ、しっかりシートベルトを締めてください!神さまと共に加速しましょう!

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