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ハイメール通信No.891 欧州全土を覆う反ユダヤ主義を覚えて

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ハイメール通信No.891 2025.1.6
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欧州全土を覆う反ユダヤ主義を覚えて
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現在の欧州は、ホロコースト前夜のようだと言われます。昨年11月7日、オランダのアムステルダムで、サッカー観戦に来ていたイスラエル人への襲撃事件が起きました。事前にSNS上で「ユダヤ人狩り」が呼び掛けられていたのです。

暴徒らは、自ら襲撃の様子を撮影。「Free Palestine(パレスチナを解放せよ)と言え」などと叫び、殴る、蹴る、車で突進して轢(ひ)くなどの暴行を行いました。イスラエル政府は緊急帰国便を手配し、2千人が帰国。オランダ国王は「第二次世界大戦中、私たちはユダヤ人社会を失望させたが、昨晩再び失望させた」と遺憾の意を表明しました。オランダ政府はデモ禁止令を発令しましたが、翌週も反ユダヤデモや、路面電車への放火など緊張が続きました。

悲しいことに、欧州ではいまだに根強い反ユダヤ主義が存在します。さらにシリア内戦以降の移民受入政策により、イスラム人口が増え、16年時点で約2600万人に。こうした中、ガザでの戦闘を受け、イスラム系住民の反イスラエル感情が強まり、反ユダヤ事件が急増しました。

欧州連合基本権機関(FRA)の調査によると、欧州のユダヤ人の実に96%が何らかの反ユダヤ主義を体験し、ベルギー、フランス、ハンガリーなどではユダヤ人の40〜50%が安全上の理由から移住を検討中です。反ユダヤ主義の中でイスラエル帰還を決断する人々がいる一方、これまで暮らしてきた国で生きようとする人々もいます。ホロコースト直前、「まだ大丈夫だろう」と、現地に残った多くの人は死の収容所に連行されました。欧州のユダヤ人の守りと共に、帰還の道が開かれるようにお祈りください。

主は私の光 私の救い。だれを私は恐れよう。主は私のいのちの砦。だれを私は怖がろう。(詩篇27:1)

■欧州のユダヤ人が反ユダヤの攻撃から守られ、安全に、誇りを持って暮らせるように。
■各国政府にとってこの事件が警鐘となり、反ユダヤ主義に断固とした措置を行えるように。
■欧州のユダヤ人が主の励ましを受け、イスラエルへの帰還を決断できるように。
■帰還を決断した人々の必要がすべて整い、道が備えられるように。

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