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ハイメール通信No.860 エルサレム在住 松田有先生より 〜恐れに屈せずに強く生きようとする人々〜

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ハイメール通信No.860 2024.4.17
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エルサレム在住 松田有先生より
〜恐れに屈せずに強く生きようとする人々〜
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先週、イランが24時間〜48時間以内に攻撃するという予告があった後も、エルサレムは、比較的平常の雰囲気でした。金曜日は、安息日の準備もあり、市場は人でにぎわい、いつもと変わりない様子でした。

しかし、土曜の夜ぐらいから、会う人会う人が「イランが、そろそろ攻撃するらしい」と話していたので、僕も念のため深夜に買い物に行きました。店には人がたくさんいて、水は全部売り切れていました。買い物客と少し話しましたが、「念のために買いに来た」ということで、市民はイラン攻撃を注視しながらも、落ち着いていて、パニックになっている感じではありませんでした。戦争が始まって半年以上ですが、食料は2週間分あったほうがいいと言われています。

ついにイランの攻撃が始まったというニュースが入りました。その時点では、実際にイランからエルサレムにミサイルが飛んでくるかは定かではなく、むしろ、僕の周りの人々は、北部レバノン国境のヒズボラからのミサイルを心配していました。ところが、日曜日の午前1時44分、爆発音が聞こえ外を見ると、たくさんのミサイルが流れ星のように飛んでいて、空中で迎撃されているのが見えました。サイレンが鳴ったので僕も階下のシェルターに入り、同じアパートの住民たちと声を掛け合いながら、シェルターで過ごしました。サイレンが鳴って10分間は、シェルターにとどまることになっています。朝の5時ぐらいまでは警戒が必要とのことでしたが、攻撃が収まったようだったので部屋に戻りました。

翌日、礼拝に行ってみると、全く寝られなかった人もいれば、寝ていた人もいて、反応はさまざまでした。大学の友人たちは「大丈夫でしょう」という反応が多かったです。しかし、気になるのは、これからヒズボラやイランの攻撃で戦争がエスカレートした時に、友人たちが兵役に就かなければならないことです。

エルサレムにいると、「守られている」という確信があります。しかし、先週、南部の町に行った時、人々が10月7日のテロのトラウマに悩まされ、心に深い傷を負っていると感じました。その中でのイランの攻撃は精神的にきついものがあると思います。そして、戦いの激しさが増すイスラエル北部や、実際に国防に就かなければならない兵士のことを考えると、心配です。

攻撃のあった翌朝のニュースでは、いつもどおりに起きて、カフェでコーヒーを飲んでいる人々の姿が流れていました。テロや戦争は、人を恐れさせようとするものです。恐れで生活に支障が出ると、敵の思惑どおりとなります。エルサレムの人たちが、恐れやテロに屈せず、強く生きていこうとしていく姿が印象に残りました。

引き続き、エルサレムとイスラエルの平和を求めて、皆さんのお祈りをお願いいたします。

「私は山に向かって目を上げる。私の助けは どこから来るのか。私の助けは主から来る。天地を造られたお方から」 (詩篇121:1〜2)

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