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ハイメール通信No.859 昨日のイランの直接攻撃について

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ハイメール通信No.859 2024.4.15
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昨日のイランの直接攻撃について
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既に報じられていますが、13日深夜から14日早朝にかけて、イランがミサイルや無人機計300以上を含む大規模な直接攻撃をイスラエルに仕掛けました。イスラエル国防軍は、地域に展開している米軍や英・仏の空軍、さらに隣国のヨルダン軍の協力も得て、イスラエルに到達する前に99%の撃墜に成功。イスラエルに到達したのは弾道ミサイルのごく一部で、爆発したのはさらにその一部でした。エルサレムのBFPスタッフと家族らも皆無事でした。皆様のお祈りに感謝いたします。

しかし、奇跡的な迎撃率の裏で、残念ながら巡航ミサイルの破片による負傷者が、たった1人出てしまいました。イスラエル南部のネゲブ地方にあるアラド近郊のベドウィン(アラブ系遊牧民)の町に破片が落下。7歳の少女が重傷を負い、現在も重篤な状態が続いています。この他イスラエル全土で救急医療隊が負傷者31人を治療しましたが、全員が不安症状や避難中に負った軽い傷でした。この重傷を負った少女と家族らを覚えてお祈りください。

今回、イランの攻撃に呼応する形で、レバノンのヒズボラとガザ地区のハマスも大量のロケット弾を発射した他、イエメンのフーシ派もイスラエルに無人機を放ち、深夜のイスラエルで全土に警報が鳴り響きました。最終的に、弾道ミサイル計110発、巡航ミサイル36発、無人機185機という大規模攻撃が数回に分けて行われました。

この攻撃は、今月初めに在シリアのイラン大使館に隣接する建物で起きた、イスラエルによるとされるイラン革命防衛隊指導部らの暗殺事件への「報復」と言われています。しかし、暗殺事件以前に、イスラエルに対し代理組織を使って執拗な攻撃を続けてきたのは、むしろイランです。実際に、イランは10/7テロの直後から連日、レバノン南部のヒズボラを通じてイスラエル北部を攻撃しています。それを背後で指揮しているのが、他ならぬイラン革命防衛隊です。また、ガザ地区のハマスや、そのハマスへの「連帯」と称してイスラエルに一方的に攻撃を仕掛けたイエメンのフーシ派、この両者に多大な軍事支援をしているのもイランです。今回の直接攻撃の責任をイスラエルに転嫁するような言説には留意する必要があるかもしれません。

国連安保理は、14日午後に緊急会合を開催。グテーレス事務総長は、イランの攻撃は明らかな国連憲章違反であるとイランを非難しました。一方、イスラエルの反撃をけん制して、緊張緩和と自制を求める声も各国から相次ぎ、当のイランも「これ以上の緊張激化や戦争は望んでいない」と強調。主要7カ国(G7)も同日夜、イランの攻撃を「最も強い言葉で非難する」と述べつつ、地域の不安定化は避けるべきであるとし、紛争の拡大防止に取り組むという共同声明を出しました。イスラエルは何らかの対抗措置を検討していますが、その場合、国際社会の反発を招くのは必至でしょう。

昨日の攻撃からイスラエルが守られたことを感謝するとともに、続けてイスラエルが守られるようにお祈りください。また難しい対応を迫られているイスラエル政府及び軍の指導部らに主が知恵を与えてくださり、その判断を導き、助けてくださるようお祈りください。

「私は山に向かって目を上げる。私の助けは どこから来るのか。私の助けは主から来る。天地を造られたお方から」 (詩篇121:1〜2)

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