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ハイメール通信No.843 ハマス最後の牙城 ラファを巡る国際世論を覚えて

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ハイメール通信No.843 2024.2.17
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ハマス最後の牙城 ラファを巡る国際世論を覚えて
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ハマスとイスラエルの戦争は、130日を超過しました。ハマス最後の牙城でもあるガザ南部のラファで軍事作戦を開始する段になって、国際社会はもとより、イスラエルを支持してきた米欧からも激しい非難が噴出し始めました。ラファには避難民約120万人が身を寄せているため、まるでイスラエル軍が人々を追い詰めた上で無差別攻撃しようとしているかのように伝えられています。しかし、これは事実と異なります。

まず大前提として、ハマスが徹底的に民間人及び民間施設を自分たちの盾に利用しているのが現実です。実際、ハマスの指導者ハニヤは「我々に必要なのは、女、子ども、年寄りの血だ。この血が革命の精神を呼び覚ます」と語りました。また別の高官ハマドはガザの死者数について、「我々は犠牲を払う用意ができている。我々は殉教者の国だ。殉教という犠牲を捧げるのは誇りだ」、さらに「誰も我々に口出しすべきではない」と豪語しました(いずれも10月20日以降、レバノンのTV取材に対して)。ガザでは、病院、モスク、学校、幼稚園、一般住宅、子ども部屋のベッドに至るまで、ハマスの軍事インフラの隠れみのとして使われています。

これに対しイスラエル側は、これまでもハイメールでお伝えしていますが、北部で軍事作戦を開始した当初から住民に避難を呼び掛けてきました。避難先と避難路を確保し、避難しようとする住民を狙撃するハマスの手から守ったのもイスラエル国防軍です。実際には多くのテロリストも避難民に扮して移動したことをイスラエル側も承知しています。しかし住民の安全な避難を優先したのです。

ラファでの軍事作戦を前に、イスラエル側は新たな避難地帯を設ける計画を立てています。ガザ地区南西部に15カ所、それぞれ約2万5千のテントを設置する案です。ガザ地区は、どこへ行ってもハマスのトンネルや武器庫があり、テロリストは住民の間に身を隠しています。そうした非常に困難な状況下で、イスラエルはガザの人々のために最大限の努力を続けています。

これらが報じられない理由は、外国人記者や人道団体がガザに入境するには、ガザの実効支配者であるハマスの許可が要るためです。当然ながらハマスに不都合な事実は表に出ず、現地通訳者も不都合な事実は伏せます。ガザから出る情報はすべて、ハマスのコントロール下にあるのです。イスラエルを一方的に非難するのは容易ですが、住民の犠牲を最大限に利用するハマスの実態に目を閉ざしていては、ガザ住民の助けにはなりません。

国際社会がイスラエル非難に傾く中、さらに多くの祈りが必要です。イスラエル国防軍の作戦一つ一つが民間人を巻き込むことなく遂行されるように。兵士一人ひとりを主が守り、導いてくださるように。ガザの人々を主があわれんでくださり、さらに多くの人に現れて救いに導いてくださるように。テロリストさえも悔い改めに導き、命へと導いてくださるように祈りましょう。

「主が私を顧みてくださいますように。あなたは私の助け 私を救い出す方。わが神よ 遅れないでください」(詩篇40:17)

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