ハイメール通信No.797 エルサレム在住 松田有師より 「希望の歌・ハティクバ」
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ハイメール通信No.797 2023.10.25
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エルサレム在住 松田有師より
「希望の歌・ハティクバ」
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大学が戦争で1カ月の休みとなったため、僕は今、BFPのフードバンクでボランティアをしています。先週は、12人のホロコースト生存者の方々にお会いしてきました。
お会いした方の中に、テロや戦争に関するニュースをずっと見ていて、気持ちが落ち込んでしまい、死んでしまいたいと願っていた女性がいました。あまりにも落ち込んでいたので、娘さんは、本当に死んでしまうのではないかと心配になったそうです。しかし、僕たちが訪問した後、「私は生きる希望を見た。イスラエルの地に帰ってきたのだから、最後の最後まで私は強く生きる」と告白して、目に涙を浮かべていたそうです。
イスラエルは歴史の中で繰り返し、想像を絶する命懸けの戦いを乗り越えてきました。しかし、そのたびに立ち上がり、命をつなぎ続け、今も「アム・イスラエル・ハイ!」(イスラエルの民は生きている)と告白しながら、「希望」を掲げています。
僕の暮らす町では、最近、夜の9時になると、決まってイスラエルの国歌「ハティクバ」を歌う声が聞こえてきます。「ハティクバ」は「希望」という意味です。いつもはアパートの中から聞いていたのですが、先週は、一緒に歌おうと思い、外に出て歌いました。その日はいつもより静かで、普段より人が少なかったのですが、心を合わせて「ハティクバ」を歌いました。
今回のテロリストたちが行った攻撃で、人々が焼かれ、犯され、虐殺されたことが報道されています。イスラエルの人々は心身共にダメージを受け、中には、あの女性がそうであったように悲しみに打ちひしがれ、「もう死んでしまいたい」という気持ちになっている人もいます。
どうか、イスラエルの民が希望をもって歩んでいけるように。今こそ、神を信じる私たちが、反ユダヤ主義がはびこる中にあっても、みことばを握って信仰を持ち、イスラエルを愛し、イスラエルのために立ち上がる時となりますよう祈りましょう。
ハティクバ (歌詞は「イスラエルの情報」イスラエル外務省作成 より)
「われらの心の奥に
ユダヤの魂が脈打つ限り
我々の眼が東の彼方
シオンに注がれる限り
二千年我々が育みつづけた
希望を失うことはない
その希望とは、我々の地シオンとエルサレムで
自由の民となることである」
恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。
(イザヤ 41:10)
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