ハイメール通信No.794 イスラエル北部情勢 〜市民負傷とイエメンからの砲撃阻止〜
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ハイメール通信No.794 2023.10.20
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イスラエル北部情勢
〜市民負傷とイエメンからの砲撃阻止〜
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イスラエル南部でガザとの交戦が激化する中、北部での緊張も高まっています。
昨日(19日)の午後、レバノン南部からイスラエル北部の町々に向けて集中砲撃があり、民家に着弾。3人(うち1人は5歳の幼女)が負傷しました。攻撃を受けたナハリア、キリヤット・シェモナなどは、レバノン国境から10km以内の集落です。レバノンのハマスの分派組織がこの攻撃を表明。短時間に数十発のロケット弾攻撃を受けるのは、2016年の第二次レバノン戦争以来の出来事です。
昨日(19日)はレバノン国境に近いキブツにもミサイル2発が撃ち込まれました。幸い、北部国境の住民の多くは、昨今の北部情勢の緊迫のため、既に退避しており、けが人はありませんでした。
イランが支援するレバノンのテロ組織ヒズボラも、7日にイスラエルとハマスの戦争が始まって以来、多数のミサイルを発射しています。 テロリストの侵入も複数回起きていますが、イスラエルはこれを防いでいます。戦闘激化の中、日曜日(15日)には、イスラエル人6人、レバノン人2人らが犠牲となりました。警戒レベルが高まる中、ヒズボラは「時期が来れば、盟友ハマスと共にイスラエルとの戦争に参加する『完全な準備』ができている」と豪語しています。
こうした中、昨日(19日)、イランの支援するイエメンのフーシ派(反政府武装組織)が巡航ミサイル3発とドローン数機を発射し、米海軍の軍艦が紅海上で撃墜しました。ミサイルはイエメンから北に向かっており、紅海を越えた先には、イスラエルがあります。米国防総省はイスラエルを狙った可能性があると見て、標的の解析を進めています。イスラエルと敵対するイランやイラン支援のテロ組織が、この混乱に乗じて介入を図ろうとしていることが警戒されています。
ミサイル攻撃が阻止されたことを感謝するとともに、南部でガザ地上戦が間近とされる中、戦火の拡大からイスラエルが守られるよう、お祈りください。
恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。(イザヤ41:10)
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