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ハイメール通信No.759 イスラエル国内外の危機的状況を覚えて

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ハイメール通信No.759 2023.4.11
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イスラエル国内外の危機的状況を覚えて
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1月にイスラエル政府が提出した「司法制度改革案」で、イスラエル国内が二分しています。この改革案には、行政が司法の上に立つことが可能になる要素が含まれ、民主主義の危機として10万人規模のデモが3カ月以上続いています。改革を進める新政権側は、「現行の法制度では、有事に迅速に対応し切れない」と主張しています。専門家の中にも、現在の司法制度には確かに問題があるとする人々もいます。反面、改革は必要だが、より穏健な変化が良いという声、完全に改革案の取り消しを主張する声など、さまざまな意見が対立しています。

3月下旬、国防の危機として改革停止を訴えたガラント防衛相を、ネタニヤフ首相が解任。それに反発し、デモは一時60万〜70万人規模にふくれ上がり、全国でストライキが発生する事態となりました。首相は、3月末に法案の審議延期を発表したものの、デモは衰える気配がありません。

国内は分裂、国防の要である防衛相が解任され防衛体制にも混乱と不安のある中、イスラエルは過ぎ越しの祭りを迎えました。ラマダン期間中のイスラム教徒たちは、アル=アクサ・モスクに石や火薬などを持って立てこもり、350人がイスラエル治安部隊によって逮捕されています。これを受け、イスラム世界からは「イスラエルが聖なるモスクに足を踏み入れ、レッドラインを越えた」として、大きな反発が起こりました。

その結果、イスラエル攻撃の大義を得たイスラム過激派組織ハマスらは、ガザとレバノンからミサイル攻撃をし、イスラエルも軍事拠点への空爆で応戦。その翌日にはイスラエル国内でもテロが連続で発生。銃撃テロを受け、15歳と20歳のユダヤ人姉妹とその母親が亡くなりました。同日、テルアビブでは車両テロが発生し、イタリア人旅行者が死亡、7人が負傷しています。さらにその翌日にはシリアからゴラン高原にミサイルが着弾。今後さらに大きな戦闘状態に発展する可能性も否定できない情勢です。

さまざまな報道があり、さまざまな意見が対立しています。私たちはこうした情報の洪水の中で、神の視点に立ってとりなしてくださる皆様のお祈りが必要です。


祈祷課題
1.イスラエル国内の分断に主が働いてくださるように。
2.外からの攻撃、国内のテロがこれ以上エスカレートすることのないように。
3.「城壁の見張り人」たちの祈りが天に届き、イスラエル、イスラム世界双方に主の介入があるように。

エルサレムよ。わたしはあなたの城壁の上に見張り人を置いた。昼の間も、夜の間も、彼らは決して黙っていてはならない。主に覚えられている者たちよ。黙りこんではならない。(イザヤ62:6)


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ハイナイト部

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