ハイメール通信No.744 ロシアのユダヤ機関に関する審理、3回目の延期
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ハイメール通信No.744 2022.10.20
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ロシアのユダヤ機関に関する審理、3回目の延期
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ロシア司法省が在ロシアのユダヤ機関(Jewish Agency:ユダヤ人のイスラエル帰還を支援促進する団体)に閉鎖圧力をかけ裁判になっている件で10月19日に予定されていた審理がまた延期されました。これで3回目の審理延期となり、次回は12月20日の予定です。
ロシアでは動員令が発令されて以来、徴兵を逃れたい人が国境に殺到。イスラエルの帰還法で曽祖父母にユダヤ人がいれば、ユダヤ系としてイスラエルに合法的に帰還できるため、必死で自らのユダヤルーツを探す人も増えています。
イスラエルに帰還したいロシアのユダヤ人が増えている今こそ、ユダヤ機関の存在が最も必要とされている時です。しかし、パニックレベルが高く、電話もつながらないなどユダヤ機関の働きがまひしています。ロシア当局による組織閉鎖の裁判が続き、ユダヤ機関の活動が制限されていることに加え、国外脱出希望者があまりに多く、詐欺も横行するなど混乱を極めています。
急増する帰還者を受け入れる側のイスラエル政府も対応に追われています。政府は、この20年で最も大きな移民の波となっているロシアとウクライナからの帰還者を、さらに受け入れるため先月新たに約37億円の予算を追加。アゼルバイジャンやフィンランドにロシアからの移民希望者を一時的に受け入れるキャンプを開設することを含め、対応策を急いでいます。
祈祷課題
1.帰還を希望する方々が無事にイスラエルに帰還、定着できるように。
2.イスラエル政府及びユダヤ機関に主が知恵と助けを与えてくださり、閉鎖が回避されるように。
3.ロシアとウクライナ情勢に主が働いてくださり、苦しみと悲しみの中にある方々に救いがあるように。
わたしは、北に向かって『引き渡せ』と言い、南に向かって『引き止めるな』と言う。わたしの子らを遠くから来させ、わたしの娘らを地の果てから来させよ。(イザヤ43:6)
B.F.P.Japan
ハイナイト部