ハイメール通信

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ハイメール通信No.742　2022.7.6
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ロシアのユダヤ機関への帰還業務停止命令を覚えて
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7月5日、イスラエルの有力紙、エルサレムポストは、「ロシア政府がユダヤ機関(Jewish Agency)の、活動停止命令を出した」と報じました。

ユダヤ機関は、イスラエル政府と協力して、世界中の離散ユダヤ人をイスラエルに帰還させる働きを担う、世界最大の団体です。活動はイスラエル建国前にさかのぼり、過去90年間で、300万人のユダヤ人を帰還させました。これは国家の最大の事業と言って過言ではありません。

このたびの、活動停止命令の理由について、イスラエルの上級外交官は、「ロシア政府は、ユダヤ機関が不当にロシア国民の個人情報を入手していると主張している。今後、ロシアと話し合いを進めていくが、今回の処置について全く理解できない」と話しています。一方、ロシアのメディアはこの報道を否定しており、これまでどおり、ユダヤ機関は帰還業務を進めていけるはずだとしています。

万が一、ロシアでのユダヤ機関の活動が停止となれば、ソ連崩壊以来、30年ぶりの出来事となり、私たちは一夜にして、世界が動く出来事を目の当たりにすることになります。ユダヤ人のイスラエル帰還は、聖書に繰り返し記された神さまの熱心です。BFPは、「鉄のカーテンが再び閉じられる前に、一人でも多くのユダヤ人をイスラエルに！」という使命を持って働いてきました。どうか、この禁止令が現実のものとなる前に、ロシアのユダヤ人が帰還を果たすことができるように、篤いお祈りをお願いいたします。

祈祷課題
1.活動禁止令が現実となる前に、一人でも多くのロシアのユダヤ人が帰還できるように。
2.迷っているユダヤ人たちに帰還の決断が与えられるように。
3.ロシア政府と交渉するイスラエル政府、ユダヤ機関に天からの知恵が与えられるように。

わたしは、北に向かって『引き渡せ。』と言い、南に向かって『引き止めるな。』と言う。わたしの子らを遠くから来させ、わたしの娘らを地の果てから来させよ。（イザヤ43:6）


B.F.P.Japan
ハイナイト部