ハイメール通信No.639 フードバンク・ボランティア工藤登志子さんより Vol.2
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ハイメール通信No.639 2017.11.4
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フードバンク・ボランティア工藤登志子さんより Vol.2
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エルサレムからシャローム!
エルサレムでの奉仕作業は、6週間を過ぎようとしています。
皆様のお祈りに心から感謝いたします。
今回は、私が従事するフードバンクの作業についてご報告させていただきたいと思います。週の始めの月曜日。搬入されている野菜は、果物、乳製品、ドライ物(米、小麦粉、オイル、缶詰……他)。これを、「Bridges For Peace」 とプリントされたレジ袋に詰めていきます。里親プログラムの支援者に配られる食料です。里子さんたちは、これら3種類3つのレジ袋を1週間のうちに取りにこられます。プログラム専用の窓口があり、バイリンガルのスタッフが担当、きちんと手渡されていきます。私たちフロアスタッフが直接に関わることはありません。来る方への配慮がなされ、プライバシーが守られていることに安心感を覚えます。
たまたま入り口などで、里子さんたちに出くわす時は、「シャローム!」と……主の祝福を祈りつつ、笑顔でごあいさつしています。会話はできなくても、里子さんたちのほほ笑み返しが、何よりの私の力になります。うれしいです。地道かつ地味な作業ですが、皆様から贈られた支援の賜物が、こうして私たちの手でつながれていくことに、奉仕の大切さと喜びを感じます。
里親プログラムの詰め込み作業。その他に、タウンサポートとして各地区へ送る梱包作業もあります。形状の違う10数種類のドライ物を袋にまとめる作業は、創意工夫が要求されます。コンパクトにかつ見た目にも良く!ですね。モデル案をつくり、アイデアを出し合って決めます。これは、ゼラスメンバーの田畑望君がずば抜けています。これらの食品を一まとめにしていく梱包作業も、望君はエキスパートと呼ばれています。昨年まで、フードバンク奉仕者の山本愛さんも賞賛されたと聞きます。ここでも日本人のきめ細やかさと知恵が発揮されていて、同胞としてうれしい限りですね。
現在、里親プロジェクト登録総数は、約300余り。新移民へのウェルカムギフトは、約200ほど。50名のホロコーストサバイバーへのジョイバスケット。貧困の子どもたちへの支援は、10校400人ほど。イスラエル各地の各施設や団体などへの支援は50以上に上ります。さらに、子どもたちへの誕生日プレゼントや、母子への支援なども含まれて……ブリッジス・フォー・ピースが、一月に支援する人々は、何と約2万2千人以上となります。私たちは、お約束した方々に、きちんと送り届ける責任があります。そして、私たちの支援を待っている人たちが多くいることも聞いています。クリスチャン団体であるブリッジス・フォー・ピースがここまで培ってきた信頼を裏切ることはできません。
一つ一つ手渡される荷物、各地、各施設に運ばれていく食料の山にチームが輪になって手を置き、相手先の名前を挙げて祈ります。安全に確実に支援者の元に届けられるよう、支援してくださっている皆様の温かい捧げものが祝福にあずかれるよう、今日も明日も願いを込めて祈る日々です。
<祈り>
1.フードバンクのチームワークがさらに祝福され、世界の支援者の手足として良いご奉仕をすることができるように。
2.クリスチャンからの物資をいただいている2万2千人のイスラエルへの人々が主の愛を体験できるように。
3.イスラエルの人々に心を砕き、祈り、ご支援くださるお一人おひとりに、主の感謝の思いが伝わるように。
わたしは、あなたの行いとあなたの愛と信仰と奉仕と忍耐を知っており、また、あなたの近ごろの行いが初めの行いにまさっていることも知っている。(黙示録2:19)
B.F.P.Japan
ハイナイト部