ハイメール通信No.606 激化するISテロと対IS軍事作戦を覚えて
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ハイメール通信No.606 2016.6.6
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1.激化するISテロと対IS軍事作戦を覚えて
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シリアとイラクにまたがる地域を支配していたISは、昨年春以降、支配地域を徐々に失って守勢に立たされており、テロへの傾斜を強めています。5月には、イラクのバグダッドや、リビア、イエメン、シリアでもアサド政権の支配地域で、少なくとも合計14件の爆弾テロを実行。360人以上が亡くなり、それ以上の人々が負傷するという惨劇の月でした。
5月は、そのISに対し、イラクとシリアで2つの大規模な軍事作戦が始まった月でもありました。
イラクでは、23日、イラク軍が有志国連合の支援を得ながらファルージャの奪還作戦を開始。同市は首都バグダッドの50km西に位置し、ISがバグダッドに攻撃を仕掛ける拠点となっていました。しかし、市内には子ども2万人を含む推定5万人の市民が取り残されていると見られ、市の中心部では移動を禁じられた300〜400世帯がISの「人間の盾」にされているほか、戦闘を拒む男性や少年が処刑されているという情報も出ています。戦闘は市中心部にはまだ及んでいませんが、ISは市内各地に爆弾を仕掛け、狙撃や自爆テロで抵抗して激戦を繰り広げており、作戦が進むにつれて多大な犠牲が出る恐れが出ています。
シリアでは、24日、クルド人民兵(YPG)を主軸とする武装勢力「シリア民主軍」が、ISが首都と称するラッカの制圧作戦を開始しました。ラッカ北方では激戦が続き、ここでも有志国連合が作戦を支援して空爆を強化。ISは市の周辺に地雷や爆弾を多数仕掛けて防御体制を固め、支配地域住民の脱出も厳しく制限しており、ここでも住民が「人間の盾」となる恐れが出ています。加えて、6月2日には、クルド勢力とは敵対関係にあるアサド政府軍も、ロシア軍の空爆支援を受けながらラッカに侵攻を開始。相対する勢力を支援してきた米ロが今回は協調していると見られますが、いずれにしても3つの勢力がラッカに集結することになり、戦闘は凄惨(せいさん)を極めるのではと懸念されます。
一方、徹底抗戦を続けるIS は、ネット上で、欧米などにいる支持者に6月6日に始まるラマダン(イスラム教の断食月)中の決起を呼び掛けており、欧州を含め各地でテロが激化する懸念も高まっています。
<祈り>
1.テロや戦闘に巻き込まれて犠牲となった人々の痛みを覚えて。
2.包囲されている町の人々の命が守られ、救い出されるように。これら戦闘地域のただ中にある人々に主が奇跡的に現れてくださり、魂の救いに導いてくださるように。
3.あらゆるテロが未然に防がれるように。
神は、すべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでおられます。(Iテモテ2:4)
B.F.P.Japan
ハイナイト部