ハイメール通信No.568 騒乱が続く神殿の丘
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ハイメール通信No.568 2015.10.2
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1.騒乱が続く神殿の丘
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9月14日にユダヤ暦の新年を迎えたイスラエル。エルサレムの神殿の丘ではムスリム暴徒と治安部隊の衝突が断続的に発生しており、高度警戒態勢が続いています。
発端は12日夜。パレスチナ人の若者らが岩石やコンクリート塊や火炎瓶などをアル=アクサ・モスク内にためこみ、入り口にバリケードを築いて暴動の準備をしたところから始まりました。昨今の暴動の背景には、神殿の丘での礼拝を求めるユダヤ人団体や観光客の動きが活発化していることが挙げられます。騒乱は毎回同じパターンで繰り返され、収束後は、神殿の丘は通常どおり訪問客に解放されています。
イスラエル側は、すべての信教の礼拝の自由と安全を保障するためにも、秩序を乱す行為は許さないとしています。暴徒たちの連日の荒行はモスクに損傷を与えていますが、イスラム界にこれを諭す声はなく、パレスチナ政府はむしろ衝突を「イスラエルの攻撃」だとして強く非難。ヨルダン国王も「国際社会はイスラエルに断固とした態度を取るように」と訴え、イスラエルが責めを負う形となっています。先日の国連安全保障理事会も“双方に”沈静化を呼びかける声明を出しました。
神殿の丘は、1967年の六日戦争以降、イスラエルが治安を管理し、敷地の維持管理はヨルダン宗教省のイスラム・ワクフが行っています。イスラエル政府は訪問の自由を認めていますが、ワクフはムスリム以外の祈祷を禁じています。ユダヤ人訪問客は投石や暴言があるため、実際には訪れにくいのが実情です。丘をめぐる緊張は今後も続くと思われます。
<祈り>
1.休日返上で働いている諜報(ちょうほう)・治安部隊が心身ともに守られ、さらなる攻撃やテロが全土で未然に防がれるように。
2.ムスリムの若者たちが過激思想の束縛から救われるように。
3.エルサレムではクリスチャンによる大規模な祭典が行われています。神殿の丘をめぐる問題に、クリスチャンがとりなしの祈りを積んでくることができるように。
エルサレムの平和を求めよう。(詩篇122:6) 【新共同訳】
B.F.P.Japan
ハイナイト部