ホーム > 祈る > ハイメール通信 登録・停止 > バックナンバー > ハイメール通信No. 49 御国が来ますように! ~イスラエル仮庵の祭り~
エルサレムに攻めて来たすべての民のうち、生き残った者はみな、毎年、万軍の主である王を礼拝し、仮庵の祭りを祝うために上ってくる。(ゼカリヤ14:16)
イスラエルでは、9月30日から10月7日まで国民の祝日として仮庵の祭りが祝われています。エルサレムでは神戸ルミナリエならぬ「光の仮庵」が作られ、多くの人出が予想されています。
この時期には世界中のクリスチャンも毎年エルサレムに集まり、仮庵の祭りをテーマに大きなイベントを行います。パレードなどを通じて、イスラエルに主の愛とクリスチャンの友情を伝えます。
エルサレムに平和がありますように。イスラエルと教会の和解がさらに進みますようにとりなしましょう。
エルサレム市と電力会社がタイアップして、エルサレム市内に「光の仮庵」が実現しました。
世界で最も大きく輝いている仮庵です。大きさは縦横30m×16m、高さは6mあります。骨格はアルミでつくられ、144,000個の電球を包むゴムのチューブ約4kmが覆っています。
仮庵のなかでは様々なイベントが計画されています。祭り期間中にこの「光の仮庵」を訪れる人出は100万人が予想されています。(イスラエル外務相HP)
「光の仮庵」に使われた電球の数は144,000個(イスラエル外務相提供のデータ)。
2003年の新生児の数はイスラエル中央統計局によると144,000人(うちアラブ人は3,500人)。偶然とはいえ不思議なものをハイメール担当者は感じています。
「それから私が、印を押された人々の数を聞くと、イスラエルの子孫のあらゆる部族の者が印を押されていて144,000人であった。」(黙示録7:4)
仮庵の祭りはレビ記23章で、主がイスラエル人に命じた例祭の一つです。
イスラエル人は、一方が完全に開いた小さくて粗末な仮小屋を立てて、その中で飲み食いし、ある人はその中で休みます。
これはイスラエル人が荒野をさまよっていたときにも主が守ってくださったことを記念するものです。しかしそれだけではありません。
この祭りはすべての例祭の中でも最高の喜びの祭りと言われています。ユダヤ教のラビは仮庵の祭りについて次のように言っています。『水のみ場の歓喜を見ぬ者は、本当の祝祭を人生で見たことにはならない』。
この“水飲み場の歓喜”とは何でしょうか。まだ第二神殿時代があった頃、仮庵の祭り中、祭司はシロアムの泉から水を汲み出し、喜びながら神殿へ携え上る伝統がありました。
この水汲みは毎日続けられ、最終日の8日目には喜びは頂点に達するともいわれていました。今でも、仮庵の中には次のような張り紙を貼ります。「イェシュアの井戸から救いの水を汲む。」
*イェシュアというのは、救いをあらわすヘブライ語で、よくあるユダヤ人の名前でもあります。イエスのヘブライ語名はイェシュア。「イェシュアの井戸から救いの水を汲む」これが毎年ユダヤ人の間で交わされる決まり文句というのは、驚きです。
イエスさまはこの祭りの終わりにイスラエルの人々に次のように語られました。
「さて祭りの終わりの大いなる日に、イエスは立って、大声で言われた。「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。わたしを信じる者は、聖書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる。」(ヨハネ7:37-38)
「生ける水の川」という言葉からは、エゼキエル書47章にある将来の神殿が思い起こされます。(エゼキエル47:9)これはイスラエル民族にとっては、神に約束された最終的なゴールです。
これが仮庵の祭りが「最高の喜び」である理由です。しかしその喜びの源は主イエスご自身です。イスラエル民族のほとんどはまだそれを知りません。
主は仮庵の祭りを通して、今でも変わらず、毎年イスラエルの人々にこのみことばを呼び掛けておられるのです。
仮庵の祭りには国際クリスチャン・エンバシーの主催で、クリスチャンも毎年エルサレムに集まり、この祭りを祝います。
今年は9月28日から10月5日までです。テーマは「御国が来ますように」。イベントの中には本格的なミュージカルも含まれています。
目的はイスラエルにはクリスチャンはイスラエルと共に立っていることをアピールすることです。それによってイエス・キリストはイスラエルの救い主であることを伝えたいのです。
主催は国際キリスト教団体のクリスチャン・エンバシーで毎年80カ国以上から5,000人近くが集まる集会となります。イスラエルに残す経済的効果も絶大で、集会には毎年、イスラエルの首相が挨拶を述べることになっています。今年で25回目になりました。このクリスチャンたちの動きがイスラエル外務省HPに載せられています。下記はその抜粋です。
――パレスチナ人のインティファーダ(武装蜂起)が激化してからも休むことなく4年続けてクリスチャンたちがやってきます。この集会には世界中からの参加者があり、イスラエルでは最大級のクリスチャンの集会となります。
クリスチャンたちは個人的に、イスラエルとの団結をアピールするためにこの集会に参加します。
今年はこの集会も25周年を迎えます。80カ国以上の国々から4,000人以上のクリスチャンたちが来ます。ここにイスラエル国内のクリスチャン1,000人が加わるものと見られています。その他イスラエル人も2,000人近くがなんらかのイベントに参加する見通しです。海外からの参加者はここでエルサレムの平和のために祈ります。
集会は7日間続きます。昼間は様々なセミナー、夜は礼拝となります。主催者の国際クリスチャン・エンバシーではイスラエル人のために、コンサートなどのイベントも多く計画しており、毎年数百人のイスラエル人が参加しています。
クリスチャンたちはエルサレム市が企画する「エルサレム・マーチ」にも参加します。イスラエル人とともに、クリスチャンが団結をアピールするよい機会になっています。参加者は各国の民族衣装を着て、「イスラエルを愛しています」といったプラカードを持ってエルサレム市内をパレードします。
国際テロを阻止するための技術開発にむけて、夢のようなチームがイスラエルで結成されました。
産業通商省所属の主任科学者の下での防衛技術開発チームです。メンバーの中には、民間の技術系の会社や、リサーチセンターなども含まれています。
高い科学技術を自由に開発するためにはイスラエルの産業界が参入する必要があったのです。いままでかつてなかったような豪華な顔ぶれのチームとなりました。
通商省では異例に高額な予算を組んでいます。これから3年間は1億5,000万シェケル、4年後の2007年には7億5,000万シェケルが当てられる予定です。
今までと違っている点は、荷物チェックの技術ではなく人物のチェックを行う技術を開発する点です。「過去テロリストが何をしたかを研究するのではなく、彼らが次に何をするかを予研究します。するとこれからは、人間がもっとも危ないということがわかります。
最悪のシナリオは、だれかが核汚染物質をばらまくというテロです。大変なパニックが予想されます。汚染された地域から大量の人々を長期間避難させることになります。経済的な打撃ははかりしれません。」と開発チーム・メンバーの一人、ハイファ工科大学のマーモル氏は話しています。
現在、空港だけでなく、人々が集まるすべての場所を完全にカバーするセンサーやカメラの開発が進んでいます。これが実現すれば、体を張ってテロの取り締まりに当たってきた兵士たちの仕事を機械が行えるようになります。
センサーに関しては、レントゲンを扱う会社など数社がチームとなり開発を始めています。目標は15メートル離れた所にいる人が危険物を身につけているかどうかを発見するセンサーです。
音声をキャッチする機械を開発しているチームもあります。三次元映像からの顔の識別や、疑わしい行動の識別、レーザーを使った爆発物遠隔識別技術など様々な分野での研究が行われています。(ハアレツ9月26日)
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