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ハイメール通信号外 連立政権立たず、2月に総選挙

各党との連立に向けた交渉が難航していたリブニ外相は26日、期日までに連立政権を設立できなかったとペレス大統領に報告しました。

この後21日(3週間)のうちにカディマ以外の党で首相と連立政権を立ちあげる党が出てくるかどうかを待つことになります。もし対象となる党がなければ大統領はその90日後に総選挙を行うことを発令します。

総選挙になることはほぼ確実で、日程は来年2月10日になる見通しとなりました。

<エルサレムをめぐって>

今回、リブニ氏と宗教政党のシャスとの合意が成り立たなかった最終的な原因はエルサレムでした。

パレスチナ自治政府のアッバス議長と1年にわたる交渉チームを導いてきたリブニ氏は、現実にはエルサレム分割もやむなしと考えています。これに対し、シャスは、エルサレム分割はありえないとして合意に至りませんでした。リブニ氏は、妥協して連立を立ちあげるよりも、国民に決めてもらう方を選ぶと語りました。

<今後の動き>

総選挙になると、1位はカディマのリブニ氏(中道左派)、2位がリクードのネタニヤフ元首相(右派)。3位が労働党のバラク氏(左派)と上位3人の争いとなります。三者三様の政党であるためだれが首相になるかで今後のイスラエルの路線が大きくかわることになります。

カディマは少しでも選挙を有利にするため、総選挙前倒しを要請しており早ければ来年1月27日になる可能性もあります。

<オルメルト首相残留>

総選挙で新首相が決まるまではオルメルト首相が首相府に留まり、指揮をとることとなりました。すでに辞任し、与党カディマの党首でもなくなっているオルメルト氏が残留することに批判の声も少なくありません。

党内からは暫定でもリブニ氏に首相代行としてリーダーシップをとらせてみてはとの意見もありますが、オルメルト氏は残留を決めています。

(写真:オルメルト首相と閣僚会議)

<祈り>

  1. 正式な指導者がいない間に大きなテロや戦争がおこらないように
  2. 来月のアメリカ大統領選挙から新大統領が就任する1月までの間に
    イスラエルがイランを攻撃するのではないかとの憶測がとびかっています。
    オルメルト首相が残留の間に不用意な決断をしないように。
  3. 主の完全な支配の中でイスラエルの指導者が選ばれるように

ニュース情報源:GPO(イスラエル・プレスセンター)、イスラエル外務省HP、ハアレツ、エルサレムポスト、アルーツ7、イスラエルインサイダー、CNN、BBC、イスラエル国防軍HP、外務省HP、アル・ジャジーラなど

画像提供:www.israelimages.com、Isranet他

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