ツアー体験談

畠山 祐樹さん (New Hope Tokyo)

「イスラエルはね、神さまから呼ばれないとなかなか行けないところなんだよ」
2012年のZIONツアーへ参加を希望したものの、さまざまなことがあって諦めることになった僕に、ある人が言った言葉でした。

「そうか、呼ばれていないのか。呼ばれたいな…」と思いながらも時が過ぎていきましたが、今回2015年、本当に奇跡的なタイミングで参加が決まり、道中起こったすべてのことを含め、神さまの時は何と美しく完璧なものかと、感謝しています。

今回のツアーを経て、学ばされたこと、体験させられたこと、たくさんありました。ただここでは、その中から二つのことを証しさせていただきたいと思います。個人的なことで恐縮ですが、本当に自分の人生が変えられるものとなりました。

一つ目に神さまから語られたことは、「毎日わたしに会いに来なさい」ということでした。

荒野から始まり、ガリラヤ、ナザレ、エルサレム…。聖書の人物が実際に生きて踏みしめた地を歩む時、僕の内側には、しがみつくように深く求める心が沸き上がっていました。実はこのツアーに参加した時の僕は、もしかしたら今までで一番の霊的な飢饉を迎えているような、どうしようもない状態にありました。「神さま、僕はもうダメです!あなたが必要なんです!あなたを探しにきました!」カペナウムの会堂で、ゲッセマネの園で、聖墳墓教会(ゴルゴダの丘)で、当時から残されているらしい石にでも何にでも触りながら、眉間(みけん)にしわを寄せてそう祈っていました。

しかし、あらゆる所で祈るたび、僕の心には対照的に、とても落ち着いた静かな声が返ってくるのを感じました。「もういるよ。もうここにいるんだよ」と。最初は、あまりに静かな声でしたので、それが語りかけだとは思いませんでした。しかし、何度も何度も祈るうち、何度も何度も同じ静かな声が帰ってくるので、それが神さまからのものだと気付きました。

「ゆうき、君は、時間とお金を使い、飛行機、バスに乗って、はるばるここまで来たんだね。いろいろなことを犠牲にして、ここまで会いに来た。でもね、実はわたしは、君がここにやってくる前から、君の内側にいたんだ。そして、君が会いたい、と思えば、すぐに会えたんだよ。そこで、わたしが君に本当に望んでいることはこれだよ。君がもしここまで、それ程の熱意を持って来たのだとしたら、毎日、少しでもいいから、君の内側にいるわたしに会いに来てくれないか?わたしはいつも、君の内側にいるのだから。」

最終日に園の墓へ行った時、聖餐式を持つ機会が与えられました。そこで歌われた賛美は、まさにこの旅の意味を確認するのにふさわしい賛美となりました。“主は今、生きておられる。我が内におられる。すべては主の御手にあり、明日も生きよう、主がおられる”神さまがこの旅を通して、僕に教えたかったことはこれだったのだと感じました。

もう一つは、「自分の召命を思い出す」という体験でした。ガリラヤ湖畔にあるホテルで宿泊した明け方、夢を見ました。それは、自分が朝早くにガリラヤ湖へと向かっている夢でした。目が覚めて、まだベッドの上にいたので、夢だったことを知りました。しかしやはり気になってしまい、何かを期待しながらガリラヤ湖へ向かうことにしました。ホテルの外に出ると、ツアーで仲良くなった峰町キリスト教会の詩音くんがやってきました。実は、神さまと二人きりの時間を期待していただけに、内心「あれー」と思っていましたが(笑、一緒にガリラヤ湖へ向かいました。)

デボーションをすることになって、自分がしている通読箇所を読もうとした時、詩音くんが「今日僕は、Ⅰペテロを読む日です」と言いました。僕は「まさか!」と思いました。なぜなら、僕がかつて23歳の時に召命を受けた聖書箇所が、Ⅰペテロ5:2-3だったからです。そのまますぐに、一緒にⅠペテロを読むことにしました。「立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい」とイエスさまに祈られたペテロ。それでも三度裏切り、しかしこのガリラヤ湖にて再び、復活のイエスさまから三度愛を確認され、召命を頂いたペテロ。この日に読んだⅠペテロの手紙は、今まで以上に生きたものとして、僕に語りかけてきました。

最後に、Ⅰペテロ5:2-3をもう一度読みました。それは確かに生きたことばとして、自分の召命を思い出す機会となりました。読み終わって、詩音くんにお礼を言いつつ、顔をあげると、ガリラヤ湖の対岸からは朝日が出ていました。朝日は湖面に反射し、まるで一本に伸びた道のように、足元にまで伸びていました。それはまるで神さまが「さあ、立ち直ったら、再び歩いてきなさい。わたしが道を用意するから」と言っているようでした。

書き出せば切りが無いほど、たくさんの学び、貴重な体験がありました。すべてを用意してくださった神さまに、また一人ひとりの兄弟姉妹に、心から感謝を捧げます。

引き続き、イスラエルのため、日本のために祈っていきます!

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