ツアー体験談

「イスラエルでいただいた神さまの恵み」

今回のBFP次世代イスラエルツアーは、私にとって、イスラエルを知ることを通して、イエスさまをさらに深く知り、人生が変えられる素晴らしい祝福と感動にあふれる旅となりました。毎日がクライマックスのようで、たくさんの恵みがありましたが、今日はそのいくつかをお分かちさせていただきます。

まず一つ目の恵みは、聖書の世界やイエスさまが自分にとってよりリアルになったことです。私たちが旅した3月は、イスラエルでも、草花や緑を見ることができる特別なシーズンで、その草花を見た時、私はまず、「小さな草花さえ装ってくださる神はあなたに必ずよくしてくれるんだよ」と教えられたイエスさまを、より親しく感じることができました。それ以外にも、祝福の象徴である「なつめやしの木」や「オリーブの木の若枝」、また荒野にある泉や高く舞い上がる鷲など、イエスさまが歩まれた地を実際に見ることを通して、神さまの存在や約束、その愛の確かさが、自分にとってよりリアルなものになりました。

へブライ語では、「荒野」という言葉は、「語る」「話す」という言葉と同じ語根であり、実は、荒野は神さまと一番近くなれる、特別な神さまの御声を聞くことができる恵みの場所であるという話を聞きました。実際、早朝まだ暗いうちに、みんなで荒野近くの寂しい所に行って、神さまの声に耳を傾ける時を持ちました。その中で私は、神さまが私たちに求めているのは宗教や修行ではなく、ご自分との親密な交わり、親しい関係を持つことであり、その中にすべてがあり、神さまの影響力もそこから流れてくるものなのだ、ということを教えられました。

そして、二つ目の大きな恵み、それは、私の心に、イスラエルを愛する愛が与えられたことです。以前から、オリーブライフなどで、イスラエルを愛しとりなす素晴らしさを、知識として知ってはいたものの、理解不十分で、愛をもってとりなすとは言いがたいものでした。しかし、今回のツアーを通して、イスラエルは戦争をしたいわけではなくて、多くの敵国に囲まれている状況の中で、自分たちを守らなければ生き残ることができない現実があることを知りました。今も徴兵制で、若者たち、自分の子どもたちを軍隊や、時には戦争に送らなければならない現実。そして、歴史的にも、たくさんの侵略・迫害に会い、イスラエルの人たちは自分たちの味方になってくれる人たちは誰もいないと思っている、という話を聞きました。その現実を知り、私たちクリスチャンこそ、彼らと一緒に立って、愛を表わし、「エルサレムの平和のために祈れ。『おまえを愛する人々が栄えるように（詩篇122：6）』」とある通り、イスラエルの平和と救いのために祈ることは、神さまの大切な御心であり、使命であることを知ることができました。

そして、さらに素晴らしかったことは、ユダヤ人の高校での文化交流やストリートライブなどで、「私たちクリスチャンは、あなたたちと一緒に立ちますよ、あなたたちのために祈っていますよ」というメッセージを発信して、イスラエルの人々に愛を表わす実践をさせていただくことができた、ということです。いつか、自分も海外宣教の働きもしてみたいと願っていましたが、今回の旅は、実はミッショントリップであり、海外宣教してたんだ、と気付かされ、心から神さまに感謝しました！

昨年の10月、私は、息子と一緒に、高校の時にやっていた空手を20数年ぶりにまた習い始めていました。そして、ユダヤ人の高校での文化交流の中で、空手の型の演武を披露させていただいたのですが、予想以上に喜ばれ！？結局、ストリートライブや、フードバンクなど、行く先々で、空手の演武をやることになってしまいました。神さまの愛を届けるために、傷ついたイスラエルの人々の心が少しでも開かれるために、神さまが空手さえ用いてくださったことを通して、人には考えられないような、素晴らしい計画を神さまはいつも用意してくださっているのだ、と感動しました。

そして、三つ目の大きな恵み、それは、このイスラエルツアーで、日本各地から神さまによって集められた素晴らしい仲間たちとの出会いが与えられたことです！共にイエスさまを愛し、日本を、イスラエルを愛する仲間たちと一緒に、聖書やイスラエルについて学び、体験し、共に賛美し、祈り合い、励まし合い、イスラエルの架け橋となる働きをさせていただけたこと。この素晴らしい仲間たちと、たくさん笑い（本当に楽しかったです！）、時に涙し、一緒にイスラエルを旅して、交流を深めることができたこと。この交わりは、一生の宝です！

最後に、素晴らしい準備をしてくださったB.F.P. スタッフの皆様、チャプレンの大矢頭先生、ガイドのツァイリ享子さん、素晴らしい仲間たち、そして、すべてを最高に備えてくださったイエスさまに心から感謝します！