ハイメール通信

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ハイメール通信No.854　2024.4.2
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イスラエルと共に立つ世界中のクリスチャン
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先月、IAF（イスラエルを支持するクリスチャン議員同盟）の企画により、世界21カ国のクリスチャン議員がイスラエルを訪問し、10月7日の虐殺現場の一つ、クファル・アザを視察しました。虐殺現場の国際的な議員視察団としては、最大規模であり、しかもクリスチャン議員のグループがイスラエル支持を表明するために訪問したことは、意義深いことです。

参加者の一人、スロバキアの国会議員は言いました。「これをショックと言わずして何と言えよう。我々はハマスの残忍さを思い知った。この状況を変えるために何もせずにいることはできない」「一番の問題は、このような行為をした彼らの心や考え方だ。これが変わらない限り、また同じことをする可能性がある。実際、ハマスの指導者は10/7テロを繰り返すと誓っている」。議員団はこの後、問題の多いUNRWA（国連パレスチナ難民救済事業機関）の廃止決議に署名、これに代わる人道支援組織の必要性を訴えました。

このイスラエルとハマスの戦いの本質は、領土戦争ではありません。イスラム過激主義との戦いであり、価値観や、人の生存権に対する戦争です。なぜなら、ハマスが仕掛けた戦争は、ユダヤ人だけでなくパレスチナ人の生命さえも踏みにじっているからです。これは、人間のアイデンティティーや民主主義、女性の権利、信仰や言論の自由などの価値観に対する戦いと言えます。本来は世界中の人々が力を合わせるはずの戦いですが、今、イスラエルは孤立を深めつつあります。

IAFの理事長ラインシュタイン氏は、こう語ります。「今やイスラエルに寄り添っているのは、各国の政府ではなくクリスチャンです。この議員団が特別なのは、彼らが全員信仰を持つ人々で、聖書のことばを土台に、信仰の民としてイスラエルを支持するために集まっている点です」。今回の議員団は21カ国でしたが、ＩＡＦには世界53カ国からそれぞれの国を代表する熱心なクリスチャン議員が参加しています。

事実、信仰を行動に移すクリスチャンが大勢立ち上がっています。戦時下で深刻な労働者不足に陥るイスラエルに集まっているのは、クリスチャンのボランティアたちです。戦争前、イスラエルへの観光客は１日当たり１万５千人でしたが、今は3千人ほどに激減しました。しかし、その3千人のうち3分の1〜2分の1は、これらのボランティアと見られています（イスラエル観光省）。アメリカ人ボランティアはこう語ります。「聖書にはイスラエルと共に立つようにと書かれていますが、その真価を最も試されるのは悲しみの時だと思います。友情とは楽しい時だけでなく、つらい時も共に過ごすことなのです」

聖書のことばに基づいてイスラエルを支持し、イスラエルと共に立つことを選択しているクリスチャンが世界中に存在します。ますます孤立を深めるイスラエルにとって、クリスチャンの友情が驚きと共に大きな励ましになっていることをBFPの現地ボランティアの証しからも知ることができます。イスラエルを通じて祝福を受けた私たちは、イスラエルの苦難を支え、とりなしてまいりましょう。

「友はどんなときにも愛するもの。兄弟は苦難を分け合うために生まれる」（箴17:17）

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