ハイメール通信

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ハイメール通信No.840　2024.2.7
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ハマスによるテロ攻撃から4カ月
人質31名の死亡確認と20名死亡の恐れ
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イスラエル史上最悪とされるハマスのテロ攻撃から本日７日で、4カ月目を迎えます。この節目の前夜となる６日夜、イスラエル国防軍は人質の最新状況を発表しました。これによれば、ガザで拘束中の130名以上の人質のうち、31名の遺体が既に発見され、死亡が確認されました。加えて未確認情報ながら、少なくとも20名の人質が死亡している恐れがあることが分かりました。犠牲者のほとんどは、１０月７日のテロ攻撃で殺害された後に、遺体をガザに持ち去られたとされています。遺体が確認された遺族たちには、既に死亡のニュースが伝えられました。

ハマスは、この他に、2014年のイスラエル・ハマスとの戦闘で死亡したイスラエル兵２名の遺体、そして14年と15年に自らの意思でガザに入ったイスラエル民間人２名（生存していると思われる）も拘束していると見られています。ハマスはこれまで、その生死にかかわらず拉致したイスラエル人を交渉道具として利用してきました。

こうした中、ブリンケン米国務長官が中東を歴訪し、人質解放を巡る交渉が継続中で、昨晩イスラエルに到着し、本日ハマス側の回答をイスラエルと話し合う予定となっています。取引内容については、さまざまな報道がされており、定かではありません。いずれにせよ、一時的または恒久的な戦闘停止と、イスラエルに拘束中のパレスチナ囚人の釈放が伴うものとされ、イスラエルは非常に難しい苦渋の決断を迫られています。

解放された人質たちは、ハマスの地下トンネルが、いかに空気が薄く、光もなく、非衛生的で食料も不足しているか、また戦闘員から心身共に暴力的に扱われてきたかを証言しています。また、先月カタールから送られたはずの医療物資は、人質たちの元に届いた確証が取れておらず、人質たちの健康状態がさらに危ぶまれています。この究極の苦しみの中、人質の家族や支援者たちは「NO MORE TIME」（もう時間が無い！）とプラカードを掲げて窮状を訴えています。

ガザで生きていると信じて待ち続けていた遺族の慰めのために。生きて解放を待つ人質たちの一刻も早い救出。そして絶望の中で、天からの希望と生きる力が与えられるように。また困難な交渉を続ける政府のリーダーたちに知恵が与えられるよう、お祈りをお願いいたします。

「私は山に向かって目を上げる。私の助けは　どこから来るのか。私の助けは主から来る。天地を造られたお方から」（詩篇121：1〜2）

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