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ハイメール通信No. 112 プリム祭:ハマンからイラン?

3月4日は「プリム」祭。ペルシャの王妃となったエステルが、ユダヤ民族を絶滅の危機から救ったことを記念する日です。現代のペルシャはイラン。今もイスラエルの脅威となっています。

テルアビブで大惨事になる直前に自爆テロ犯を逮捕することができました。ナブルスではイスラエル軍とパレスチナ人との衝突が続いています。

19日、和平前進のためイスラエルとパレスチナ、アメリカの3者会談が持たれましたが大きな進展はありません。

霊的な戦いが続いています。今週もイスラエルの平和のためにとりなしましょう。

それは、ユダヤ人が毎年アダルの月の十四日と十五日を、
自分たちの敵を除いて休みを得た日、悲しみが喜びに、喪の日が祝日に変わった月として、祝宴と喜びの日、互いにごちそうを贈り、貧しい者に贈り物をする日と定めるためであった。(エステル記9:21-22)



■ ハマンからアフマディネジャド大統領

今年もプリムの季節となりました。今年のアダルの月の14日(エルサレムは15日)は3月14日(日)にあたります。この日は休日にはなりませんが、人々はシナゴーグに行って、「エステル記」を読みます。

エステル記にはペルシャのアハシュエロス王の王妃となったエステルが、ハマンのユダヤ人絶滅計画からユダヤ人を救ったと書かれています。

ハマンはアマレクの王アガグの子孫。アマレクは出エジプトの時代からイスラエルに敵対してきました。シナゴーグの中には「エステル記」にあわせて、アマレクと戦って勝利した箇所「出エジプト17:8-16 :主は代々にわたってアマレクと戦われる」を読むところもあります。

この日、エステル記の朗読の中で、「ハマン」という言葉が出てくると、会衆はいっせいに騒音を出します。「ハマン」と言う声を聞こえなくするためです。足を踏みならしたり叫んだり、またその時に「ラアシャン」という騒音を出す道具も使われます。プリムの夕べにはあちこちから楽しい物音が聞こえてきます。しかし、プリムの時期には「ハマンの耳」というお菓子が店頭にならびハマンの名は結局町中にあふれているようです。

プリムでは子どもたちを中心に仮装をする習慣があります。イスラエルでは、たくさんの女の子たちがエステルに扮装します。
男の子たちは神殿の大祭司からスーパーマンなど様々なものに扮装して楽しみます。これは、エステルが王妃になる際、ユダヤ人であるということを隠していたことから来ています。

またエステル記では、主のお導きがはっきり現れているにもかかわらず、主ご自身は全く出てきません。それでプリムにはマスクを着けたり、扮装をするようになりました。

プリムではエステル9:19に従って、贈り物をかわす日となっています。イスラエルではお世話になった人々の他、貧しい人々にも贈り物をします。

<イラン:現代アマレク??>

現代のペルシャはイランです。そのイランのアフマディネジャド大統領がイスラエルは消え去るべきだと公に表明しています。その発言のもとでイランは核兵器開発の疑惑を持たれています。

イランの脅威をイスラエルは強く警告していますが、国際社会は今のところ何の対策もとれないでいます。先手を打つため、イスラエルがイランの核兵器工場らしき場所を空爆するのではないかとも言われています。(イスラエルは否定)

この件に関して、パレスチナ人のテロ組織「イスラム聖戦」は、「もしイスラエルがイランを攻撃したら、我々は同じイスラム教徒としてイランとともに立ち上がり、イスラエルとアメリカを攻撃する」と言っています。「イスラム聖戦」の指導者ラマダン・シャラアは、イランの他、シリア、ヒズボラ、レバノン軍とも協力して戦争に備えていると語っています。

シリアは、最近射程250マイルのスカッドDミサイルを配備しました。ニューヨークタイムスによると、アメリカは、イラク問題でシリアとイランを含めた交渉をすすめることを検討しています。イラク問題解決を目的としながらも中東全体の安定をめざすことになります。

<祈り>

  1. 主は代々にわたってアマレクと戦われる(出エジプト17:16)このみことば通り、主がイスラエルを現代ペルシャであるイランから守って下さるように。
  2. プリムの期間中、イスラエルがテロから守られるように

*プリムの夜、私たちもエステル記を読み、イスラエルの平和のために祈ろうではありませんか!


■ 終わらないパレスチナ人との戦い

<ムグラビ門の発掘>

前回お伝えしたエルサレム旧市街、嘆きの壁近くから神殿の丘へのムグラビ門に関する紛争について。微妙な雰囲気の中、イスラエルは発掘を続けています。発掘中、イスラムの祈祷室と見られる部屋が2つ発見されました。

イスラムによるとそれはアル・ボラックとよばれるモスクで、マホメッドが天に昇る前に、乗っていた馬を結びつけた場所ということです。アラブ系イスラエル国会議員のザクール氏は、オルメルト首相に直ちに発掘をやめなければ、イスラムが憤慨し危険な状況になると警告しました。

<自爆テロは終わっていない>

2月20日、テルアビブの中央バスステーションで自爆テロをしようとしていたパレスチナ人の若者(24歳)とその関係者が未然に逮捕されました。テロリストは、テル・アビブ近郊ベイト・ヤムの自宅のゴミ箱に自爆用ベルトを隠してテルアビブをうろついていました。自爆テロの情報を受けていた警察が、道路を閉鎖し検問を実施していたため、犯人が逮捕されました。大惨事が未然に防がれました。

しかしヘブロン近郊ではイスラエル人エレツ・リブノンさん(42歳 三児の父)が森で祈っているところを二人のパレスチナ人に襲われ刺し殺されました。

2006年度に殺人や殺人未遂、その他のテロ行為で起訴されたパレスチナ人の数が3523人と過去最高になりました。そのうち67件が殺人、330件が殺人未遂です。2000年のパレスチナ人起訴件数は560件でした。テロリストの多くが西岸地区のナブルスから来ていると分析されています。治安当局は、兵士だけでなく、市民が拉致誘拐される危険性が高いと警戒を強めています。

<ナブルス侵攻>

イスラエル軍は2月25日、西岸地区の町ナブルスへ突入、掃討作戦を開始しました。ナブルスは人口16万人の西岸地区最大のパレスチナ人の町です。イスラエル軍は外出禁止令を出し、家屋を一軒一軒廻って、テロリストや武器の捜索を行いました。これにより、5万人が外出できなくなり、学校も休校となりました。

イスラエル軍は27日までにテロリスト5人を逮捕。27日、いったん撤退したように見えましたが、イスラエル軍は28日、ナブルスに再突入。パレスチナ人一人死亡、武器工場3カ所を摘発しました。隣町のジェニンでもイスラム聖戦兵士3人がイスラエル軍によって殺害されました。掃討作戦は今も続いています。

<祈り>

  1. テロが未然に防がれて感謝。
    これからも未然に発見されるように
  2. 西岸地区にいる兵士たちの安全と作戦の成功のために
  3. パレスチナの若者たち、一般市民のイスラエルへの憎しみが取り去られるように
  4. パレスチナ住民に主のあわれみがあるように

■ 3者会談(イスラエル・パレスチナ・アメリカ)

2月19日、エルサレムで、オルメルト首相、アッバス議長、米ライス国務長官の3者会談が行われました。3者は、平和に共存する2国家設立のための「ロードマップ案」に向けた努力を再開することで一致しました。そのためにまず、互いに昨年11月からの停戦合意を遵守することを確認しました。

しかし、アッバス議長は、先月ハマスとの統一政府を立ち上げることに合意(メッカ合意)しており、2国家案を実現することができるかどうか懸念されています。メッカ合意で統一政府に入ることになっているハマスはイスラエルを認めないと引き続き主張しているからです。

一方イスラエル軍も現在、西岸地区で「イスラム聖戦」(ハマスではない)掃討作戦を行っています。パレスチナ側は、イスラエルはメッカ合意を妨害しようとしているとして訴えています。両者のみぞはいっこうに縮まっていません。
アッバス議長は1~2週間以内にはもう一度オルメルト首相と会談をもつことを表明しています。

<ハマスVSファタハ>

メッカ合意に至ったハマスとファタハですが、24日(土)ガザで両者の衝突がありパレスチナ人が4人死亡しました。

混乱の続くパレスチナ側ですが、国連の調査によると、住民の半数が食料不足に陥っています。ガザでは26万人、西岸地区では40万人が食料配給にたよっています。ひどいところでは電気もなく、暖房設備もありません。井戸水などからの水で料理しており、健康障害が懸念されています。

<祈り>

  1. オルメルト首相に洞察と戦略が与えられ、イスラエルに益となる決断ができるように

■ 警察庁長官交代

イスラエル軍の参謀総長が交代したのに続いて、イスラエル警察庁長官のカラディ氏の不信任が明確となり、3月1日辞任が決まりました。

カラディ氏は、1999年の殺人事件をあいまいに処理していたことが明らかになりました。また、昨年、14人の女性をレイプした罪で逮捕していたベニー・セラを護送中に取り逃がし、市民の警察への信任を落としていました。(ベニー・セラは2週間後に再逮捕されました。)

ハネグビィ治安大臣は、カラディ氏の後継者として現在刑務所庁長官であるヤアコブ・ガノット氏を任命すると発表しました。

また現在副警察庁長官であるベニ・カニアック氏を更迭し、ガノット氏の後任として、刑務所庁長官に人事移動させました。イスラエル軍と同様、警察組織の改革が求められています。

新警察庁長官のガノット氏は、行動力があり「ブルドーザー」になれる人物ではありますが、人間関係に弱いと評されています。

*2005年からイスラエル北部で女性の集団レイプ事件が続いています。被害者は13~25才の女性4人で、いずれもバス停留所でバスを待っていたときに被害に遭いました。犯人はアラブ系のアクセントがあり、「ガザでイスラエル軍がしている事への報復だ」と言ったと女性が証言しています。
被害にあった女性は、レイプ事件が続いていたにもかかわらず警察が注意を促していなかったことの責任を訴えています。現在、イスラエル北部では女性はヒッチハイクしないように注意が呼びかけられています。

<祈り>

  1. あたらしく警察庁長官になるガノット氏が警察の改革再編を的確に行えるように
  2. 北部での連続レイプ事件犯が早く捕まるように。被害女性の癒しのために。

■ その他

<イスラエルのスト中止>

28日に労働組合(ヒスタドルート)が、7000~8000人への給与の支払いが遅れている40の地方自治体に対して計画していたストライキが回避されました。

現在春の旅行シーズン。ストになると空港などが麻痺して観光客にも大きな影響が出ます。これからもストが回避されるように、労働者が適正な収入を得られるように祈りましょう。

<イスラエルの失業率改善>

2006年度、イスラエルの失業率が、景気の回復で8.4%にさがりました。1万人以上があたらしく仕事を得たことになります。経済成長も4.8%と上向きになっています。主に感謝し、さらに経済の祝福があるように祈りましょう。

<シャロン前首相誕生日>

2月26日、シャロン前首相が79才の誕生日を迎えました。意識はないまま家族と友人たちとの誕生日となりました。シャロン氏と家族の支えと救いのために祈りましょう。

ニュース情報源:GPO(イスラエル・プレスセンター)、イスラエル外務省HP、ハアレツ、エルサレムポスト、アルーツ7、イスラエルインサイダー、CNN、BBC、イスラエル国防軍HP、外務省HP、アル・ジャジーラなど

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