ハイメール通信No.768 パレスチナ武装勢力への軍事作戦とテロ攻撃を覚えて
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ハイメール通信No.768 2023.7.6
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パレスチナ武装勢力への軍事作戦とテロ攻撃を覚えて
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今週3日(月)、イスラエル国防軍と治安部隊は西岸地区の町、ジェニンでパレスチナ武装勢力への大規模軍事作戦を実施しました。軍事作戦は既に終了し、軍はジェニンからの撤退を5日に完了しました。
軍事作戦の行われたジェニンは、2022年以降の紛争の中心地です。イスラエル国防軍によれば、ジェニンには、テロ組織ハマスやイスラム聖戦から何百万シェケルの資金が送金され、ジェニンでは50以上のテロが発生し、19人以上のテロリストがジェニンに逃亡しています。
今回の軍事作戦の目的は、昨年3月以来、1年以上にわたってパレスチナ西岸地区で起こっている「テロの波」を終結させるため、そして、過去数カ月間で急速に発展したジェニンのテロ組織を根絶するためでした。
この作戦は、第二次インティファーダ以来の大規模な軍事作戦(空爆を含む)でした。今回、ジェニン市内と難民キャンプから押収された武器は、1千個以上。爆発装置、弾薬、ロケット弾、銃が含まれます。武器の押収で、計画されていたテロが未然に防がれることとなりました。一方、パレスチナ人は13名(少なくとも10名がテロリスト)が死亡し、70名が逮捕。イスラエル側では、23歳の兵士1名が死亡しました。
翌4日、テルアビブで車両とナイフを使ったテロ事件が発生。少なくとも9人が負傷しました。犯人は20代のパレスチナ人でした。後にテロ組織ハマスは死亡した犯人を称賛し、「テロ攻撃はジェニンでの作戦への報復である」と述べています。
諸外国は、西岸地区におけるイスラエルとパレスチナの衝突の増加に深い懸念を表明しています。国連事務総長も今回の作戦に懸念を表しました。
祈祷課題
1)終わらぬテロとの戦いが諸外国から非難される中、「イスラエルはテロの脅威から国民を守る権利がある」ことが正しく認められるように。
2)イスラエルを滅ぼそうとするテロリストの計画を、未然に防ぐことができるように。
3)イスラエルの人々がどんな状況にあっても、共におられるイスラエルの神を信頼し平安を得るように。
主は 曲がった道にそれる者どもを 不法を行う者どもとともに追い出される。イスラエルの上に平和があるように。(詩篇125:5)
B.F.P.Japan
ハイナイト部