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ハイメール通信No.679 迫り来る北の脅威を覚えて

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ハイメール通信No.679 2018.12.8
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迫り来る北の脅威を覚えて
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イスラエルは12月4日、北のレバノンからイスラエル領内に侵入しているヒズボラの地下トンネルを破壊する「北の盾作戦」を開始しました。事前にレバノン政府とUNIFIL(レバノン南部の国連暫定駐留軍)に連絡し、両軍が監視しているためヒズボラも手出しはできず、今のところ軍事衝突は起きていません。地域住民も普段どおりの生活を送っています。
最初に破壊されたトンネルは、地下25m、全長200m、イスラエル側に40m侵入しており、内部は高さ幅ともに約2m、ガザ地区の通常のトンネルよりも広く、通信設備も整っていました。この他のトンネルも順次破壊していき、作業完了には数週間掛かる見通しです。ヒズボラの攻撃手段を一つ削ぐことになりますが、これで脅威が消えるわけではありません。
これに先立つ11月29日、テヘランの空軍基地から大型貨物機が直行でレバノンの首都ベイルートに到着しました。積荷は、通常ミサイルを精密誘導弾にする装置などを含む最新の兵器類と見られています。これまでシリア経由でヒズボラに軍事物資を供給してきたイランが直接空輸を始めたということであり、イスラエルはレバノン政府に「イランがヒズボラに武器を運ぶのを許すな」と、最後通牒(つうちょう)ともとれる警告を発しています。
ここ数カ月、南のガザ地区の衝突が注目を集めていますが、イスラエルが最も警戒しているのは、常に北のレバノン国境、ヒズボラでした。イランを後ろ盾とし、ミサイル15万発を保有、イスラエルのほぼ全域を射程に収め、その脅威はハマスとは比較にならないと軍関係者は言います。かつてのゲリラ集団は、シリア内戦で豊富な実戦経験を積み、重武装の「軍隊」に変貌を遂げました。後ろ盾のイランも、シリア内戦を経てシリア領内の各地に後方基地を築いており、あらゆる面で、イスラエルが前回ヒズボラと戦火を交えた第二次レバノン戦争時(2006)とは状況が異なります。シリア内戦が集結に向かいつつある今、両者はいよいよイスラエルに照準を合わせようとしています。私たちも祈りの盾を上げてまいりましょう。

<祈り>
1.すべてのトンネルを破壊し終えられるように。作業部隊や近隣住民の安全を覚えて。
2.ヒズボラの隠れている動きも主があらわにしてくださり、イスラエルが最悪の事態を未然に防ぎ、回避できるように。
3.IDF及びイスラエルのすべての町と人々が、迫りくる戦いに十分な備えをすることができるように。また、国民の生命に関わる決断を下す政府や首相を覚えて。
4.イスラエルを憎むヒズボラの救いを覚えて。

見よ イスラエルを守る方は まどろむこともなく 眠ることもない。主はあなたを守る方。主はあなたの右手をおおう陰。昼も 日があなたを打つことはなく 夜も 月があなたを打つことはない。
(詩篇121:4〜6)【新改訳2017】


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