ハイメール通信No.642 フードバンク・ボランティア工藤登志子さんより Vol.3
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ハイメール通信No.642 2017.12.2
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フードバンク・ボランティア工藤登志子さんより Vol.3
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シャローム!
こちらに来て2カ月が過ぎました。 11月後半に入っても、陽射しは強く、日中は軽く20℃を超えて暖かいです。冷え性の私にはうれしい気候。この陽射しのおかげで、イスラエルには、たくさんのおいしい 野菜や果物が豊富で、色とりどりの自然の恵みがあふれていて、イスラエルの繁栄を見ることができます。これら品質の良い生鮮食料が市場より毎週月曜日に搬入されてきます。世界100余りのさまざまな国々から来られたユダヤ人の新移民の方々に、この豊かな食物が届けられることは、何と慰めになることでしょうか。そんなことを考えながら、過ごす日々です。
エルサレムのフードバンクには、田畑望君や私が所属するフードフロア部門、里親&キッズ部門、 大工チーム部門、そして、事務・総務部門に分かれて日々運営されています。現在9カ国総勢22名の所帯です。 総称「エルサレムフードバンク・ワールドファミリー!!」。そこには、安心と安全の保障があり、教育も含み成長し合い、何よりも愛によって結び合わされている一つの家族であることをとても強く感じています。毎朝の朝礼では円陣を組んで座ります。一同顔合わせのひと時で、一人ひとりがいとおしく思えます。また、家族として受け入れられている自分がそこにいることに安心感と慰めを受けることができます。
先々週から体調を崩すスタッフが続出。まるで、家族で風邪をうつし合っているかのようでした(苦笑)。病んでいる一人ひとりの名前を挙げて、あるいは、その方に手を置いて……本当に本当に真剣に祈ります。体調を崩すという痛みをも分かち合い祈り合うことを通して、さらに家族として一つにされる経験を味わわせていただきました。そうした環境の中で、「は〜い、トシコ〜」と声掛け、冗談を言い合い和ませてくれるムードメーカーさんもいます。また、時には、ハグして労ってくれるスタッフもいます。気恥ずかしい思いもありますが、両手を広げて包み込んでくれる包容力は、癒やしの賜物ですね。誰一人欠かすことのできない家族の尊い存在に、心から感謝です。
<祈り>
1.フードバンクに拡大している風邪の癒やしのために。
2.世界から集まり家族として働くボランティアスタッフたちのために。
3.世界のそれぞれの国で私たちのために祈ってくださる神の家族の祝福のために。
主があなたを祝福し、あなたを守られますように。主が御顔をあなたに照らし、あなたを恵まれますように。主が御顔をあなたに向け、あなたに平安を与えられますように。(民数6:24〜26)
B.F.P.Japan
ハイナイト部