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ハイメール通信No.638 イスラエルとクリスチャンの連帯を覚えて

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ハイメール通信No.638 2017.10.21
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イスラエルとクリスチャンの連帯を覚えて
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イスラエルでは、先週、秋の大例祭が終了しました。中でも仮庵の祭りは、エルサレムに上ってきて祝うことが命じられている三大例祭の一つです。ゼカリヤ書14章では、後の日に諸国の民が祭りのためにエルサレムに集まる様子が書かれています。これを先取りするようにして、国際クリスチャン・エンバシー(ICEJ)が1980年以来毎年開催している仮庵の祭り。今年はエルサレム統一50周年ということもあり、過去最多の約100カ国から5千人以上のクリスチャンが集まりました。南太平洋諸島の代表団が初めて参加するなど、半数以上が初めて祭りに来た人々でした。「ここに来て、諸国の人々と共に、ただ神の臨在の中にいて、一緒に礼拝できることは素晴らしい」とクック諸島の代表。「地の果てから喜び勇んで来ました」と、サモアからは20人が参加。なぜイスラエルと共に立つのかという問いに、彼らは「聖書がそう言っているからです」と明快に答えました。
世界中で反ユダヤ主義やイスラエルボイコット運動が勢いを増す反面、ためらわずにイスラエル支持を表明するクリスチャンも増えています。地球上でイスラエルの真裏に当たる太平洋の島々、文字どおり「地の果て」から、聖書の招きに応えてイスラエルを表敬訪問し、喜びに沸く兄弟姉妹たちがいる時代。今、世界の隅々で、「神の選びの民」を愛するクリスチャンが起こされているのです。

一方で、イスラエルを取り巻く政治情勢も動いています。大例祭の最終日と同じ12日、パレスチナ自治政府の主流派ファタハと、同自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが和解合意を発表し、10年余り続いたパレスチナ分断の解消に向けて動き出しました。12月には新たな統一政府がガザの行政権限を掌握するとしていますが、過去の和解協議は、ハマスの軍事部門解体などで折り合いが付かず破綻しました。今回もハマスは軍事部門堅持の方針を示しており、先行きは不透明です。またイスラエル側は、和平のパートナーとなる統一自治政府は、イスラエルの存在を承認し、ハマスの軍事部門は解体され、イランとの関係も断たれるべきであると主張。将来的な和平交渉の再開の前提そのものが成り立つかどうかも不透明です。

さらに同日、米国とイスラエルがユネスコ脱退を表明しました。反イスラエル的な姿勢に偏重しているのが理由ですが、当のユネスコは「多国間協調主義にとって損失で、非常に残念に思う」と述べ、国際社会の報道も「国際社会に背を向ける姿勢の表れ」、「イスラエル寄り」、「米国第一主義」など非難的な論調が目立ちます。
イスラエルと共に立つことそのものが偏見にさらされることを意味するかもしれない時代。しかし聖書の立場は明確です。主が、世界中でさらに多くの人々の目を開いてくださるよう祈りましょう。

<祈り>
1.世界中で教会の中に聖書的に正しいイスラエル理解が広まるように。
2.私たちが反ユダヤ主義的な見解を見聞きする時に、その場やその話題に相応しい親イスラエル理解を伝え、小さな平和を積み重ねていくことができるように。
3.イスラエルアラブ人やパレスチナ人クリスチャンの周りで救いが広がり、真の平和が彼らの心の中に訪れるように。

すべてのことが、神から発し、神によって成り、神に至るからです。どうか、この神に、栄光がとこしえにありますように。アーメン。(ローマ11:36)


B.F.P.Japan
ハイナイト部

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