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ハイメール通信

ハイメール通信No.619 焼け跡から希望へ

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ハイメール通信No.619 2016.12.24
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焼け跡から希望へ
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イスラエル中を襲った11月末の同時多発火災。被害総額は、非公式の概算で少なくとも20億シェケル(600億円以上)と見積もられ、災害としては建国以来最大規模、戦争に匹敵すると言われています。多くの慈善団体に支援の要請が殺到していますが、今月始め、BFPは早急に支援の第一弾を送ることができました。

最も被害が大きかったハイファ市(人口30万人)では、ビル77棟、アパート527部屋が居住不可能になり、1616人が焼け出されてしまいました。この町のユース村に、BFPはトラックいっぱいの毛布を届けました。また、市の福祉課の仲介により、地元の慈善団体と協力して、50世帯、計150人に一人当り1千シェケル(約3万円相当)、家族には4千シェケル(約12万円相当)を商品券という形で支援を贈りました。この商品券は、全国どこのスーパーでも使うことができ、受け取った方が自分に必要なものを買うことができます。

また西岸地区にあるネヴェ・ツフという、260世帯、人口1300人余りの小さなコミュニティーにも支援を届けることができました。火災が彼らを襲ったのは、金曜の安息日深夜。放火により3方向で火の手が上がり、炎が町のあちこちを包みました。全住民に避難指示が出ましたが、消防団の男性50人がトーラーなど大切なものを火から守るために残り、消防隊と共に鎮火に尽力しました。家屋18軒が消失、最も大きな被害を受けたのは70〜80代の高齢者たちでした。他にも多くの家が損傷を受け、修繕や再建には時間が掛かります。しかし今、人々の心には再建の情熱という別の炎が燃えている、とある住民は語りました。今回家を失ったうちの一人は、かつてナチスの手を逃れてベルギーからスイスへ歩いて渡り、後に帰還してこのコミュニティーを築いた80代の女性でした。「私たちはすべて再建します。もっと大きく、より良く、より美しく」と彼女は宣言しています。 コミュニティーには仮設住宅としてトレーラー・ハウスが運び込まれ、BFPは彼らに冷蔵庫や乾燥機、食器棚などをそろえて差し上げることができました。
今後も続けて、BFPは彼らが家や生活を再建するのを支援していきます。

<祈り>
1.人々の必要がすべて満たされるように。主が天の扉を開いて必要に応えてくださるのを人々が体験できるように。クリスチャンがその助けの一部となれるように。
2.真冬に向け寒さが厳しくなる中、人々の心身の健康が守られ支えられるように。主が彼らを励ましてくださり、困難の中で人々が今まで以上に主の力と喜びを体験できるように。
3.12月22日に起きた日本の新潟・糸魚川市の大規模火災で、被害を受けた方々の必要を覚えて。

恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。(イザヤ41:10)


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ハイナイト部

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