ハイメール通信No.574 立ち上がろうとする人々を覚えて
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ハイメール通信No.574 2015.11.28
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1.立ち上がろうとする人々を覚えて
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この1カ月、テロの脅威が世界中を震撼(しんかん)させました。エジプト上空でロシア旅客機が爆破され、2週間後にはレバノンで連続自爆テロ、その翌日にパリで同時多発テロが、翌週にはナイジェリアで2日連続の自爆テロ、その2日後にマリのホテル襲撃事件と、10月末から今週までの間にイスラム過激派によるテロで480人近くが亡くなりました。ISは、さらなるテロを予告しています。欧州では、“ホームグロウン・テロ”(国内出身者が引き起こすテロ)の危険性は常々語られていましたが、ついに、日常生活の空間が突如テロ現場と化す時代に突入していました。テロには屈しない、引き裂かれた日常を取り戻したい。恐怖を胸の奥に押さえ込みながら、人々は必死に立ち上がろうとしています。
今やテロのない日は1日もないイスラエル。9月半ばのユダヤ教新年に端を発したテロの波は2カ月以上続き、これまでに23人のイスラエル人が死亡しました。(パレスチナ人は90人近くが射殺され、約半数がナイフテロリストです。)
町の人影がまばらになってきた今月、テロに屈しない象徴的な出来事がありました。パリ同時多発テロと同じ日の午後、7人家族の乗った車が銃撃を受けました。母と次男と3人の娘は軽傷でしたが、ラビでもある父(40)と長男(18)が死亡。家族は、翌週に結婚式を控えた長女のもとに、結婚前最後の安息日のお祝いに向かう途上でした。最高の喜びを前に悲劇の底に落とされた一家。しかし、長女サラ・テヒヤさんは、ユダヤ教の服喪の期間が明けたら、イスラエル中を招待する盛大な結婚式を催すと決意。夫となるアリエルさんの家族も共に悲しみを乗り越え、テロから2週間もたたない26日、式を挙げました。会場には約800人の親族や友人のほか、国内はもとより海外からも、何百人ものユダヤ人が駆けつけ、その外では、パトカーや緊急車両も音楽に合わせてサイレンを鳴らして祝いました。
「弟の笑顔を、父の謙虚さを忘れることはありません。でも痛みのただ中で、そして勇敢さを記念するハヌカを祝うこの月に、私たちはイスラエル中の人々と共に、大きな幸せの光を与えることと、愛を広げます。それは、イスラエルの国が私たちにくれたものです。大切なのは、恐れないことです」と花嫁は語りました。
<祈り>
1.愛する人を失ったすべての人々に慰めがあり、真の主の光に出会うことができるように。
2.自他共に滅びを招くだけのテロ行為や誤った教え、惑わしから人々が救われるように。
3.国の指導者や治安関係者が的確な情報を得、的確な判断ができるように。
4.シリアで行われている報復の爆撃から市民が守られるように。
私の敵。私のことで喜ぶな。私は倒れても起き上がり、やみの中にすわっていても、主が私の光であるからだ。(ミカ7:8)
B.F.P.Japan
ハイナイト部