ホーム > 祈る > ハイメール通信 登録・停止 > バックナンバー > ハイメール通信No. 47 今が、主を求める時! ~It is time to seek the Lord!~
あなたがたは正義の種を蒔き、
誠実の実を刈り入れよ。
あなたがたは耕地を開拓せよ。
今が、主を求める時だ。
ついに、主は来て、
正義をあなたがたに注がれる。(ホセア10:12)
イスラエル・メシアニック・ジューの会衆(教会)では、秋の祭りシーズン(9月下旬)を控え、あらためて今、主ご自身を慕い求めるよう兄弟姉妹たちに呼び掛けています。
9月1日、ベエル・シェバにおいて5カ月ぶりにバス自爆テロが起こり、16人の市民が犠牲となりました。イスラエルはシリアに責任ありとして、攻撃をも辞さない構えをみせています。
一方、ガザからのユダヤ人入植地撤退が正念場を迎えています。パレスチナ自治政府もエジプトとの最終調整に入っています。また、イスラエルに強い影響力をもつアメリカ大統領選挙が11月に控えています。
イスラエルを取り巻くさまざまな状況が大きく動いている時 今が、主を求める時。主のご計画が前進するよう、主ご自身を慕い求めましょう!
8月31日、イスラエル南部の都市、ベエル・シェバで、二台のバスがほぼ同時に自爆テロの被害に遭いました。
3歳児を含む合計16人が犠牲となりました。負傷者は90人。4月にアシュドッドで11人が犠牲になってから5カ月ぶりの惨事でした。
2台のバスは、午後2時50分にベエル・シェバの中央バスステーションを、100メートルほどの車間距離をおいて、ほぼ同時に出発しようとしていました。
最初のバスが爆破と共に炎上するのを見た後続のバスの運転手・コーヘンさんは、なぜか次は自分のバスも爆破されると察知、とっさにバスのドアを全開にしました。
コーヘンさんは「10~15人はバスから降りて爆破を逃れたのを見た」と話しています。逃げ損ねた20~30人について、「乗り込むときに乗客はよくよくチェックした。いったいあの中のだれが自爆テロ犯だったのか、まったく検討もつかない」と語り、テロリストが巧妙にバスに乗り込んでいることを示しました。
現場は飛び散った人間の四肢や遺体で埋め尽くされ、コーヘンさんは、自分の見た光景を恐ろしくて話せないと語りました。
ハマスが犯行声明を出しました。
イスラエル国防軍(以後IDFと略す)は直ちに自爆テロ犯の出身地ヘブロンを完全に閉鎖、ガザのチェックポイントも閉鎖されました。
ガザでは20,000人のハマス支持者がキャンディをばらまきながらテロの成功を祝ったと報告されています。(『ハアレツ』9月1日)
イスラエル政府の調査では、今回の自爆テロはダマスカス(シリア)のハマス本部からの指令で実行されました。シリアは、レバノンのヒズボラの支援も行っており、イスラエルは、いかなる状況になってもテロとの戦いは継続すると明示し、たとえシリア領内であってもテロ組織は攻撃する可能性を示唆しました。(9月2日『イスラエル・インサイダー』『エルサレム・ポスト』他)
シャロン首相は一方的分離案をめぐって、苦戦を強いられていますが、8月31日、国会に計画実行のためのタイムテーブルを提出しました。
9月14日までに外交と防衛関係閣僚で、おおまかな撤退関連の法案をまとめ、10月24日までにイスラエル政府が分離案の基本法案として承認、11月3日には、関連法案が国会で承認されるという段取り。国家宗教党は、分離案のものに反対しており、直ちに閣僚にシャロン首相の連立から脱退することを呼び掛けました。
シャロン首相は今回、6月に提示した段階的撤退案を退け、一気に撤退する案を出しています。段階的撤退を推進するネタニヤフ氏らは、「段階をおって撤退した方が逃げたと思われなくてよい。また状況のコントロールもできる。国内の撤退反対派の気持ちを逆なでせずにすむ。」と反論しています。
これに対し、シャロン首相は「少し撤退したところで、計画が中断されてはいけない。撤退するときは、一気に撤退する。」と答えました。モファズ国防相も、パレスチナ人の攻撃にできるだけさらされない方が、防衛上も都合が良いと語っています。
シャロン首相は反対派に対し、「撤退は段階的に行うが、日曜、月曜、火曜、水曜で終わらせる。(皮肉と思われる)私がそう決めた。そのように実行される」と怒ったと伝えられています。
シャロン首相の案に基づき、IDFも9月中に撤退の具体案をまとめることになっています。11月までには、入植者の撤退期間中のテロ対策の準備を終える予定です。IDFは撤退案実施全体の責任を負い、警察が、入植者の実際の撤退を監督することになります。(ハアレツ8月31日)
8月22日、入植地からの撤退者関連の事務を担当する新しい部署がイスラエル政府内に発足しました。このたび撤退することになったガザの入植者(約8,000人)と西岸地区北部の四つの入植地(数百人)が対象で、主に補償問題を取り扱います。
補償は多い家族では30万ドル(3,600万円)あるとも予想されています。責任者は、ヨナタン・バシ氏と10人のスタッフです。
8月31日、エジプトのムバラク大統領と、パレスチナ自治政府のクレア首相が、アレキサンドリアで会談をもちました。議題は、イスラエル撤退後のガザにおける治安維持について。
エジプトは、もしイスラエルの一方的な完全撤退が実際に起こった場合、どのようにガザを統治していくのかといった中心的な課題を含めて、パレスチナ人のすべての団体が合意できるよう働き掛けています。
課題は、すべての団体がガザの統治に関する決定に参加し、ガザの統治の明確なプログラムを作り上げるということです。エジプト情報省のスレイマン氏はこの後、ラマラのアラファト議長も訪問しています。
エジプトは、イスラエル撤退後に治安が確保できるよう、パレスチナ自治政府要人と会談するだけでなく、ハマスやイスラム戦線といった武装組織ともコンタクトをとり、治安に関する約束状をとっていると言われています。
エジプトはイスラエルが下記の条件を満たせば、ガザにエジプトから治安に協力する人材を派遣すると言っています。
条件とは、(1) イスラエル軍が完全に撤退すること(2)すべての道路封鎖を解き、海上、空路の移動を解放すること(3)イスラエルはガザを再び占領することを放棄すること(4)ガザと西岸地区を結ぶ回廊を再開すること
イスラエルの指導者はかつて撤退後の治安維持支援をエジプトに依頼していました。エジプトもパレスチナ人の治安部隊を訓練することで合意していました。しかし、今は、イスラエルがパレスチナ領域にたびたび侵攻しているとしてその合意を撤回・変更しようとしています。
イスラエル人のある教会では、ホセア書10章19節から、“今は主を慕い求める時”として、秋の祭り前の9月19~23日まで、1日2回(午前・午後6:30)、イスラエルのために主を慕い求める計画を立てています。
主ご自身がすべての問題の解決です。イスラエルのためにとりなしている私たちも、日本からイスラエルの兄弟姉妹と共に祈ろうではありませんか。
スティーブンス・栄子師東北・北海道講演が中盤を迎えました。
この巡回を通して主が東北の上に豊かに働かれますよう、訪問した教会に確実に種が蒔かれ、やがてハイナイトが起こされますよう、どうぞ覚えてお祈りください。栄子師と、同行しているスタッフ・小岩の健康と油注ぎもあわせてお祈り頂ければ幸いです。
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