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プロジェクトレポート

イスラエルを祝福し続けて50年 - 愛の遺産

TEXT.レベッカ・J・ブリマー(BFP国際会長)

BFPが支援するキッズプログラムに参加している子どもたち

今年は、BFP創立者であるダグラス・ヤング博士のイスラエル移住50周年記念に当たります。

今から50年前、G・ダグラス・ヤング博士は、妻のジョジーナとイスラエルに移住して教育機関を設立すると同時に、愛の働きを始めました。これがブリッジス・フォー・ピース(BFP)の始まりです。この夫婦はまさに神の証し人で、イエスさまが命じられたように「神と隣人を愛する人生」を歩んだ実践者であったと誰もが言います。現在、BFPはこの愛の遺産を受け継いでいます。苦しむ人々に寄り添い、黙って相手の必要に応えます。ヤング博士が残したスピリットは、50年たった今でも少しも色あせていません。

ヤング博士の活躍

1967年に起きた六日戦争の時に、ヤング夫妻と学生たちはユダヤ人にその愛を示しました。ヤング博士は砲弾をかわしながら救急車を運転し、妻のジョジーナは学校の地下防空壕に60人の隣人を泊めてケアしました。学生たちも、駐屯するイスラエル兵に食事を出し、近くの病院の土嚢(どのう)詰めを手伝う者もいました。イスラエル人は、異邦人クリスチャンが戦争中もずっと留まり続けているのを知り、衝撃を受け、「まだいたのですか!」と目を丸くしました。

BFPを設立したG・ダグラス・ヤング博士と
ジョジーナ夫人

私も、これまでイスラエルが戦争状態にある時に、何度か運命を共にしています。私自身はイスラエルに留まるか、アメリカへ戻るか選択することができます。しかし、大部分のイスラエル人は、どんなことがあってもここから動くことができないのです。ならば、ヤング夫妻がそうであったように、私も彼らと共に留まることを選びます。危機の時こそが私たちがどれほど彼らを愛しているかを示す最善の時だと信じるからです。私たちはガスマスクを着用したこともあれば、サイレンが鳴り響く中、防空壕へ駆け込むこともありました。また、テロに遭いそうになったこともありました。しかし、不思議なように主がいつも守りの垣根を置いて、私たちを守ってくださっているのです。

イスラエルは前途多難

1967年、六日戦争当時のシェルター。
現在BFPは皆様のご支援によってシェルターなども
寄贈することができています

今日のイスラエルは多くの脅威に直面しています。イランの動向から、一時も目が離せない状況だからです。ある日私は、イスラエルの救急チーム、イスラエル版赤十字ともいえるMDA(マゲン・ダヴィド・アドム)の代表者、ジョナサン・フェルドスタインと話をしました。ジョナサンによると、今現在のニーズに加え戦争、地震やテロなどの危機に備えるには100台以上の救急車が必要とのことです。イスラエルが直面している最大の脅威とは、イランが長距離ロケットを所持し、核開発計画を継続していることです。MDAはイランからの核攻撃の可能性に備える必要があります。万が一、イスラエルがイランに先制攻撃をした場合も、MDAは『戦争』に備えなえればなりません。イスラエル全土への空爆の可能性もさることながら、大量破壊兵器が使用される可能性も否定できません。この非常に現実味を帯びた脅威から、主が守りの手を伸べてくださるよう祈ると同時に、どのような状況に対しても備えは非常に大切だと痛感します。

創立者を記念して

ヤング夫妻のイスラエル移住50周年を迎える中、緊急につき、イスラエルが今必要とする救急車を購入し、創立者の記念としたいと思います。六日戦争の際、ヤング博士は銃口を向けられながらもイスラエルの真の友として救急車を運転しました。今日、私たちも命を守る救急車を寄贈することで、イスラエルの真の友として立ち上がりたいと思います。この救急車に担ぎ込まれた人は、この救急車がクリスチャンからの贈り物であり、クリスチャンに助けられたことに気付くでしょう。救急車のドアに、ヤング博士とイスラエルを祝福し続けるクリスチャンたちの50年間を記念する文字が刻印されるからです。

イスラエルの赤十字、マゲン・ダヴィド・アドム(MDA)に救急車を贈ります

自ら救急車を運転してイスラエルを助けたBFP創立者の愛の原点を覚えると同時に、イスラエルの友に、苦難の中でも共にいることを知ってもらうことができます。世界中のクリスチャンがイスラエルと共にいます。救急車は1台あたり日本円にしておよそ1000万円掛かります。いかなるご支援にも感謝致します。250万円以上の大口支援者には、その特別なご支援に感謝して救急車に寄贈者の名前が刻印されます。しかし、車に名前が刻印されなくても、神さまのお心には深く皆様の名前が刻まれ、「わたしの兄弟のためにあなたがしてくれたことを、わたしは永遠に忘れない」と言ってくださることを確信します。危機の大波が襲いかかる前に、今こそが備えの時です。イスラエルの人々にクリスチャンの愛の手を差し伸べ、50年にわたる愛と祈りの実践を祝うことができるように、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

神は正しい方であって、あなたがたの行いを忘れず、あなたがたがこれまで聖徒たちに仕え、また今も仕えて神の御名のために示したあのをお忘れにならないのです。(ヘブル6:10)

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