ホーム支援するエズラ作戦プロジェクトレポートバックナンバータウンサポート > 日本人がアリエル町にやって来た!

プロジェクトレポート

日本人がアリエル町にやって来た!

TEXT:B.F.P.Japan編集部

イスラエルの人々に大きなインパクトを与え、慰めと力になっている「タウンサポート・プロジェクト」。同プロジェクトを支援してくださっている日本人グループが今年3月、実際にフレンドタウン(支援している町)を訪れ、喜びに満ちた素晴らしい報告をしてくださいました。その証しを交えつつ、レポートいたします。

「ユダヤ人の心を癒やす」という目的をより一層深めるため、そして、さらにインパクトある活動をするために祈りによってスタートしたタウンサポート・プロジェクトは、2003年7月に始まり、今日に至ります。

フレンドタウンは、北はレバノン国境に位置するキリヤット・シモナ、地中海に面した美しい町ネタニヤ、中央山岳地帯に位置するアリエル、死海を見下ろす進歩的町アラド、古代アクラとして知られる古の町マスケレット・バティヤ、ガザに程近いネゲブ砂漠北端の町スデロットなどです。

イスラエルでは、国会議員はたびたび変わりますが、町長は再選を繰り返すことが多く、同じ人が何年もその任務に就くことが珍しくありません。そうした町長にとって、町の人々は家族のような存在であり、何とか町民の暮らし向きが良くなり幸せになれるようにと心を砕いています。ある町の町長は給料を受け取らず、町民のためにできる限りのことをしています。破産に近い経済状況にありながらも増え続ける移民を受け入れ、人口だけがどんどん拡大していく……という状態が続いていますが、彼らは町の繁栄をあきらめません。人口の半数以上が旧ソ連、エチオピアなど世界のあらゆる所から集まった移民で構成されている、というフレンドタウンがほとんどです。

今回、アリエル町を訪れた日本人ツアーグループを待っていたのは、まるで古くからの友を迎えるような大歓迎でした。余りの歓迎ぶりに、訪問したほうが戸惑うほどだったそうです。「ユダヤ人は人を見るとき、その行動をよく観察してから判断します。また、長年の迫害の歴史から、他に助けを求めない性質があると言われますが、この町では無償の援助を行ってきたBFPの行動がしっかりと認められ、私たちを手放しの信頼と感謝で迎えてくれました!」と参加者の方が語ってくれました。

兵士たちの休憩所

フレンドタウンの多くが、軍のキャンプ地に隣接しています。ツアーグループの一行は軍の基地も訪れ、見張りの塔や監視モニターなど実際に使用されている施設や設備を見学し、イスラエルが直面している緊迫した情勢を身をもって体験しました。これらの基地に駐屯しているのは20歳前後の若者です。BFPはこの兵士たちの休憩所をバスターミナル横に建設しました。イスラエルを守る兵士が任地に赴くときや帰ってきたとき、まずこの憩いの場所に立ち寄り、仲間と飲み物や軽食をとって、互いに言葉を交わします。そこでホッと一息ついてから次の場所へ向かうのです。

また、食糧の援助が必要な家族のために、町の消防署の一角が食糧受け渡しセンターに早変わりします。エルサレムにあるフードバンクで仕分けされた食糧がここに運ばれ、BFPのスタッフと消防署職員の協力によって配られます。一致して助け合い、町の人々の力になっていることで、彼らの顔は喜びにあふれていました。

さらに、教育の現場である学校にも支援が広がっています。中庭に、子どもたちが観察しながら学べる植物園を建設する予定です。将来を担う子どもたちの教育の一端に、クリスチャンのサポートが関われる様子を目の当たりにした参加者には、深い感動がありました。

訪問したアリエルの小学校

タウンサポート・プロジェクトの一番の特色は、支援を受けている人たちだけでなく、町中が、「クリスチャンがこの町をまるごと支援している」という事実を知ることです。この4年間で、同プロジェクトで支援してきた町の人々の心は、懐疑的な思いや拒絶感からすっかり解放されています!霊的・物質的支援を行っているだけでなく、主の温かい愛を実際の形として届け、ユダヤ人とクリスチャンを隔てていた厚い氷の壁を溶かし、人々の心に希望を届けています。

主の愛に触れられた人々の心は、耕された良い土のようです。タウンサポートを受けている町を知る現地の牧師は、「あの町の人々はすでにクリスチャンを通して主の愛を知っており、今すぐにも真理を受け取る準備ができています。種をまけばすぐに芽が出るくらいですよ!」と語ってくれました。

記念に植樹するツアーグループ

ツアーグループの人々は訪問の記念として、それぞれ実のなる木(リンゴ、オレンジなど)を植樹しました。木々が成長するように、イスラエルに住む人々がしっかりとその地に根付いて成長し、やがて豊かな実を結ぶようにと主が働いておられます。

この働きの一端を担えることは何という特権でしょう。このような素晴らしい働きを、13の町にとどまらず、もっと多くの町々でさせていただきたいと願っています。そしてもっと多くの方々に、この大きな影響力をもつプロジェクトに参加していただきたいと切望しています。祈りによってご支援くださり、もし示されるならばタウンサポートの町々の「フレンド教会」「フレンド団体」「フレンド個人」としてご支援いただければ幸いです。

記事の先頭に戻る

ページトップへ戻る

特定非営利活動法人
B.F.P.Japan (ブリッジス・フォー・ピース)

Tel 03-5969-9656(平日10時~17時)
Fax 03-5969-9657

B.F.P. Global
イスラエル
アメリカ合衆国
カナダ
イギリス&ヨーロッパ
南アフリカ共和国
日本
韓国
ニュージーランド
オーストラリア

Copyright 1996- © Bridges For Peace Japan. All Rights Reserved.