プロジェクトレポート

光を輝かせながら

文:レベッカ・J・ブリマー(BFP国際会長)

BFPが支援するベイト・シェメシュ市は、エチオピアからの帰還民が多く住む地域です。
現代社会に初めて接する彼らは、新しい文化に適応できず貧困に陥りやすい傾向にあります。
そんなベイト・シェメシュ市での活動についてご紹介します。

BFPから贈られた学用品を手に喜ぶベイト・シェメシュ市の子どもたち
Photo by Hannah Taylor/bridgesforpeace.com

今回ご紹介するベイト・シェメシュ市は、テルアビブとエルサレムの間に位置し、今も発展を続けている地域です。その歴史は古く、古代にまでさかのぼります。ベイト・シェメシュとは「太陽の家」を意味し、ヨシュアの時代に太陽が天にとどまったという聖書の出来事に由来します。ここは古代と現代が出会う場所、すなわちイスラエルの子らが昔も今も住まいとしてきた場所です。イスラエルの近代国家が再建されて以来、ベイト・シェメシュ市は大規模なユダヤ人の帰還を歓迎してきました。モロッコ、エチオピア、ロシア、ウクライナ、アメリカなど世界中から人々はやって来ています。

神の大いなる祝福により、BFP(ブリッジス・フォー・ピース)は過去15年間、このベイト・シェメシュ市で活動することが許されてきました。ベイト・シェメシュ市は、今や私たちのふるさとの一つと言っても過言ではないほど、私たちと深いきずなで結ばれています。互いに互いのことを心配し、愛し、家族のような関係が築かれています。ベイト・シェメシュ市の子どもたち全員が、まるで私たちの子どものようです。キッズプログラムでは、ベイト・シェメシュ市の六つの学校に通う210人の子どもたちを支援しています。BFPの大工チームは多くの高齢者のご自宅を修繕してきました。また、ホロコースト生存者の方々を支援したり、タウンサポートによって毎月50家族に食料をお届けしたりしています。さらに、学校に必要な備品を提供し、学校運営の向上に役立つお手伝いもしています。

子どもたちの未来を変えていく

15年前、ベイト・シェメシュ市内の学校の成績は全国平均に比べて低いと言われていました。しかし今日、とてもうれしいことにBFPの支援を受けている学校や生徒たちは好成績を収めています。生徒の中にはかつて教科書さえ持っていない子どももいました。イスラエルでは教材費の支払いは親の義務ですが、食料さえ満足に買えない家庭もあります。そんな状況下では教材費など賄えません。教科書を持っていない中で十分な勉強ができるでしょうか。経済的に厳しい家庭は、学校の給食費を支払うこともできません。給食を食べられずお腹を空かせたままの状態では、勉強に集中することは困難です。

Photo by Hannah Taylor/bridgesforpeace.com

キッズプログラムに参加する子どもたちには毎日温かい給食が提供されます。給食だけでなく、教科書、ワークブック、学用品、制服、新しい学校用カバンも提供しています。また、放課後に行われる充実した課外授業やすべての校外学習の費用、そして毎年ポーランドで行われる「命の行進」に参加する高校生のために旅費もカバーしています。こうしてクラスメート全員に平等の機会を与えているのです。皆様のご支援は、子どもたちに将来への希望を与えています。本当にありがとうございます!

彼らの両親は多くが移民です。新しい国に移り住み、自分たちの生活を立て上げるだけで精一杯です。キッズプログラムで支援しているサム(10)のご両親から、最近話を聞くことができました。

「皆さんの素晴らしいプログラムに心から感謝を申し上げます。おかげで私たち家族はどれほど助けられていることでしょう。夫も私も文字どおり一日中働いています。イスラエルには親戚が一人もいないので、どこからも援助はありません。ですから、皆さんのご支援は本当に大きいのです。息子は天気が悪い日でも、喜び勇んで学校へ出掛けていきます。なぜなら、学校に行けば、出来立ての温かい給食が食べられるからです。BFPの助けによってどれほど幸せな学校生活を送れているか子どもがよく話してくれますが、親としてこれ以上の喜びはありません。皆さんから頂いた学校カバンや、中に入っている学用品は大きな経済的サポートです。誕生日や祭日にはプレゼントまで頂き、本当に感謝しています。サムも大喜びです。そして、世界各地から送られてくるハガキやプレゼントや手紙。思いやりにあふれた親切な方々にぜひ感謝をお伝えしたいです。息子はどれほどBFPが大好きか、友達にとても誇らしげに話しているのですよ。家族全員を代表して皆さんに感謝を申し上げます。皆さんの活動がさらに成功していきますように」

新年度のスタート

イスラエルでは9月から新年度が始まりました。私たちは現在四つの町で子どもたちを支援しています。しかし、まだ138人のスポンサーが不足しています。今は予備の資金を使って不足分を補っていますが、現状のままでは子どもたちやご両親、学校側にこれ以上の支援は続けられないと言わざるを得ません。緊急にさらなる支援者が必要です。キッズプログラムに、彼らの親となってくださる大勢のスポンサーが与えられ、さらに多くの子どもたちや学校をご支援できればと私たちは祈っています。

レビンスクール

レビンスクールはベイト・シェメシュ市にある小学校です。現在、外壁を塗装し建物をきれいにする材料費を必要としています。この学校は、ベイト・シェメシュ市の中でも最も困窮している学校です。生徒の80〜90%が貧困家庭で、75%はエチオピア系です。教室の備品は非常に古くガタガタしており、新しい机といすが必要です。彼らのことを助けることができたら、と心から願っています。レビンスクールに通う貧しい子どもたちを全員支援することは難しいかもしれませんが、備品をそろえることで、児童全員により良い学習環境を提供することはできます。

ぜひ支援の輪に加わってください

私たちの活動は子どもたちとその家族の真のニーズに応えるものです。同時に私たちの愛は、クリスチャンに対するベイト・シェメシュ市のユダヤ人の態度を変えています。イエスは「あなたがたは、世界の光です」と言われました。主は、“太陽の家”と呼ばれるこの町で私たちが主の光を放つことを許してくださっています。ぜひスポンサーになることをご検討ください。子ども1人につき2人のスポンサーが必要です。キッズプログラムの毎月の支援額は6千円です。あるいは単発のご支援でも感謝です。そのご支援によって、全児童のために学校全体を整えることができます。皆様の温かいご支援は、ベイト・シェメシュ市に住む神の契約の民に変化をもたらすことでしょう。

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