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プロジェクトレポート

ホロコースト生存者を抱き締めて

TEXT.レベッカ・J・ブリマー(BFP国際会長)

昨年、BFPは経済的な苦境を通りましたが、一方でユダヤ人とクリスチャンの間の和解の働きはまた一歩前進しました。2018年、私たちは一人でも多くのユダヤ人を支援し、さらに和解を進めていきたいと決意を新たにしています。

歌を歌ってBFPチームを歓迎してくださったホロコースト生存者の皆さん

イスラエルで私がどのような日常生活を送っているのか、多くの方から尋ねられます。BFP(ブリッジス・フォー・ピース)のCEOという立場上、少しばかりユニークな生活を送っているかもしれません。けれども、普段は、執筆作業や計画立案に多くの時間を割き、各部門の責任者や理事たちとの数々のミーティングをこなす毎日です。また、各国支部に指示を出したり、問題解決のために奔走したりすることもあります。さらに、みことばを思い巡らす時間も大切にしています。

このような毎日ですが、時に現場に出て、BFPのボランティアチームと共に祭日用の贈り物をお配りします。神の愛をもってイスラエルの人々に具体的にお仕えできることは、言葉で言い尽くせない恵みです。ボランティアチームが毎日経験していることを、私も体験させていただくことができました。今回は、その時の経験を分かち合いたいと思います。

今日、私はホロコースト生存者の方を抱き締めました。昨日は、心に傷を負った一人の母親を慰めました。週の初めには、イスラエルの高校生を対象に、私がどのように神を愛し、イスラエルを愛するようになったかをお話ししました。秋の例祭(参照:レビ23章)を祝うユダヤ人の皆さんに、贈り物をお届けできたことも本当に恵みです。これこそ、神がBFPにお与えになった召しであり、こうした日常生活を送る時に私たちは祝福を受けます。このように、BFPチームは毎週人々の心に触れ、慰め、愛し、彼らの必要を満たし、彼らを慕う私たちの心を伝えているのです。

ロシュ・ハシャナー(ユダヤ新年)の週に、私たちは200人のホロコースト生存者の方々にプレゼントをお届けしました。ジョイバスケットを手にホロコースト生存者の皆さんをお訪ねした時、音楽をもって歓迎されるという祝福にあずかりました。その場にいらした19人の方々が、ロシア語やヘブライ語の民謡を歌って感謝を表してくださったのです。歌い終わった後、話をしてほしいと頼まれ、私はBFPの活動についてお話しし、こうお伝えしました。「皆さんが昔経験した痛みを取り去ることは、私たちにはできません。でも、皆さんの将来に喜びをもたらすことはできると信じます」

彼らは別れを惜しんで、最後に「もう一曲、ご一緒に」とリクエストしてくださいました。音楽に合わせ、共に歌い、踊っていると、95歳になるグループ最高齢の女性が「自分も踊りたい」と言い出しました。ご高齢ですから、友人からは「おとなしく座っていなさい」と止められたものの、彼女の気持ちは変わりません。そこで私ともう一人のメンバーで彼女を支え、音楽に合わせて体を揺らしている間、サポートすることにしました。踊り終えた時、私は彼女を抱き締めずにはいられませんでした。そして彼女のほうも、その細い腕で私を抱き締めてくれたのです。それは神の愛を分かち合った瞬間でした。

支援物資は祈りをもって届けられます
Michio Nagata/bridgesforpeace.com

また、キッズプログラムの支援を受けている400家族にも、食料の詰まった新年用の小包を贈ることができました。子どもたちや教育関係者と共に新年のお祝いをし、キリヤット・エクロン市の市長からごあいさついただいた他、私や子どもたちもあいさつし、参加したすべての人が感動するお祝いの席となりました。

会が終わった後、四人のお子さんを持つ母親が、涙を流しながら私のほうへ近付いてきました。「主人は、この1年半ずっと仕事に就くことができませんでした。皆さんのおかげで、私たち家族の命は救われたのです。皆さんの活動には本当に感動し、涙が出ます。キッズプログラムで子どもたちを助けていただけるので、私も肩の荷を下ろすことができました」。そう言って、彼女はまた泣き出しました。私は腕を伸ばして彼女を引き寄せ、神の愛と慰めをもって温かく抱き締めました。

エルサレムにある女子校を訪問した時も、ビバリー・グリベッツ校長が私を温かく歓迎してくださり、「ぜひ全校生徒に話をしていただけますか」とおっしゃってくださいました。私は喜んで神とイスラエルに対する愛を分かち合い、ビバリー校長がそれをヘブライ語に訳してくださいました。講演後、多くの生徒たちから感謝を伝えられ、キッズプログラムの支援を受けている生徒たちからもお礼の言葉がありました。

こうした支援はイスラエル国内だけにとどまりません。旧ソ連で暮らす大勢のユダヤ人にも毎月サポートを続けており、彼らの心に触れています。愛のこもった言動を通して、私たちは自らの信仰と働きを示したいと願っています。

BFPに対する皆様のご支援のおかげで、私たちはユダヤ人とクリスチャンの間に、友情、愛、そして尊敬の架け橋を築くことができています。その尊いご支援は、毎月2万2千人の方々への食料配布につながるだけではありません。彼らを抱き締め、笑顔と喜びの涙をもたらすことにもつながっています。私たちは皆様と共に、神の愛と希望をもって彼らの将来に希望を与えているのです。皆様のお捧げ物は、慈善団体に送られる単なる小切手とは違います。それは、彼らを抱き締める腕となり、笑顔となり、必要を抱えた方々を具体的に助ける手となるのです。

2017年は、BFPにとって経済的に苦しい年でした。プログラム資金の一部は枯渇しています。私たちは皆様のご支援を心から必要としています。ぜひ、さらなるご支援をご検討ください。皆様からのお捧げ物によって、私たちはこれからもクリスチャンの愛をもってイスラエルの人々に触れ続けていきたいと願っています。

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