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プロジェクトレポート

イスラエルに対する戦いは、神への戦いです

TEXT.レベッカ・J・ブリマー(BFP国際会長)

ホロコーストから70年以上が経過し、イスラエルを取り巻く世界情勢は再び騒がしくなってきています。しかしBFPはこれからもイスラエルと共に立ち、ホロコースト生存者の皆様を支援し続けます。

ホロコースト生存者の方々に毛布をお届けすることができました photo by Michio Nagata/bridgesforpeace.com

聖書は、世界中の国々がエルサレムとイスラエルに敵対する日が来ると語っています。エゼキエル書38章はゴグとマゴグの戦いについて預言し、ゼカリヤ書12章は国々がエルサレムに集まってくると預言しました。しかし、イスラエルの国を分割しようとする国々は神ご自身が裁かれると、ヨエル書3章ではっきりと語られています。実際の戦争であれ、外交上の争いであれ、神はイスラエルに戦いを挑むことを良しとされません。そうなれば、神ご自身がイスラエルに代わって戦われるでしょう。

昨年12月23日、国連はイスラエルへの非難決議を採択しました。そして、1月15日には、パリで中東和平会議が開催されました。中東で唯一の民主国家であるイスラエルに対し、国連は反対決議を続けています。70カ国以上がこの会議に出席したと聞き、多くのイスラエル人はショックを受けました。70という数は、聖書から見て大変重要な数字です。創世記10章で列挙されているノアの子孫は、合計70民族。つまり、ユダヤ人の考えでは、70カ国は全世界を表します。ですから、全世界が「イスラエルの問題」をどう取り扱うか話し合うために、パリに集結したことになるわけです。国々は、平和をもたらす条件をイスラエルに課すために集まりました。

BFP(ブリッジス・フォー・ピース)は、「聖なる国民(Ⅰペテ2:9)」になるという召しを真剣に受け止めています。世界がいかなる行動に出ようとも、私たちはイスラエルと神の側に立ち続けます。それはイスラエルが善か悪か、またヒューマニズムによる人間の価値観ではなく、みことばはどう言っているのかを基礎となすものです。ヨシュアがイスラエルの民を鼓舞したように、「私と私の家とは、主に仕え」ます(ヨシ24:15)。神が、今の世界各国政府の動きに賛同しておられないことは、みことばから明らかです。必ず神が立ち上がられる日が来ます。その日が来た時、私は神の側に立つ者として数えられたいのです。

ユダヤ人が大量虐殺された第二次世界大戦が終わりを迎えたのは、今から70年以上前。ナチスは600万人ものユダヤ人を殺害しました。もちろん、世界中がユダヤ人の虐殺に関わったわけではありません。ただし、ユダヤ人を支援した者は少数でした。聖なる国民が立ち上がり、イスラエルとイスラエルの神の側に立っていたら、もっと大勢のユダヤ人が助かっていたことでしょう。世界では当時の記憶が薄れつつありますが、イスラエルは忘れません。

BFPはこうしたユダヤ人に対する変わらぬ愛を示すため、ホロコースト生存者の方々を支援しています。冬を迎えた今は毛布を差し上げています。

慰め、保護、愛のしるしとして

毛布は、ある方にとっては体を温める単なる織物です。しかし別の方にとっては、それ以上の意味をもちます。単に暖かいというだけでなく、慰め、保護、愛など多くを象徴しているのです。

BFPは最近、エルサレムに住む数百人のホロコースト生存者の方に、愛と慰めのしるしである毛布をお渡しする特権にあずかりました。病弱な方の多くは、幼いころに旧ソ連から逃げ出した時のトラウマを抱えています。ある方は、ひどい気候条件の中で、ひと部屋に8家族と共に何週間も身を潜めていた体験を語ってくれました。

毛布は愛と慰めのしるしです
photo by Michio Nagata/bridgesforpeace.com

後にホロコースト生存者がイスラエルに帰還してきた時、手にしていたのはわずかな衣類だけでした。その人生には常に苦難が付きまとい、何一つ楽なことはありませんでした。今なお、慣れない国での自立を目指し、新しい言語を覚え、高騰するイスラエルの生活費に必死に対処しようとしています。

私たちがお訪ねした方々は、既に80〜90代。現在は老人ホームに身を寄せ、職員の皆さんから手厚い介護を受けています。こうした方々にとって、クリスチャンから受け取る思いやりのこもった暖かい毛布は、ただの贈り物ではなく、慰めと愛のしるしです。確かに彼らは幼いころ、耐え難いほど悲惨な経験をしてこられました。しかし年を重ねた今では、彼らを祝福し、喜んで支援したいと願うクリスチャンが世界中にいます。こうした正義の行動は、言葉以上に多くを語っているのです。

私たちはイスラエルと共に立ちます

ホロコーストから70年以上が過ぎても、ユダヤ人への敵対行為、イスラエルと真の神に対する戦いは、弱まる気配を見せていません。こうした戦いは、国連の外交活動やパリの和平会議、イスラエルのバス停で起きたテロ事件、昨年の大規模な放火テロ、イスラム過激派の主張にも見られます。今こそクリスチャンは、いかなる時にもユダヤ人と共に立ち続ける姿勢を示す時ではないでしょうか。イスラエルに代わって私たちは口を開きます。ホロコースト生存者の方々や、放火テロの被害者の方々を支援します。私たちはイスラエルの神と、神が守ると約束されたイスラエルの民と共にいることを選びます。「見よ。イスラエルを守る方は、まどろむこともなく、眠ることもない(詩121:4)」

どうか私たちがイスラエルで神の愛を示し続けられますように、祈りお支えください。

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