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プロジェクトレポート

素晴らしい神さまの存在証明

TEXT.レベッカ・J・ブリマー(BFP国際会長)

BFP(ブリッジス・フォー・ピース)では、世界中のユダヤ人がイスラエルに帰還するお手伝いをしていますが、近年その支援はますます緊急性を増しています。今月はウクライナ、フランス、インドからの帰還の現状をお伝えいたします。

ウクライナ、クラコフで救出を待つユダヤ人夫妻

多くの人たちが長年にわたり終末のしるしを調べています。聖書暦を調べるとシェミッター(安息年)やヨベルの年に気付き、天を見上げればブラッド・ムーン(月が血の色のように赤く見える現象)や皆既月食が起きています。ロシアのシリア介入や、イスラエルに背を向ける国々が起こるのを見るにつけ、身震いを覚えます。しかしこの時代における神さまの素晴らしいしるしは、何よりもユダヤ人のイスラエルへの帰還ではないでしょうか。BFP(ブリッジス・フォー・ピース)は、提携団体と共に、アリヤー(ユダヤ人のイスラエル帰還)のあらゆる段階に関わっています。

ウクライナ

ウクライナの状況はますますひどくなっています。そうした中、BFPでは特に帰還許可が下りるまでの住まいと食事の支援をしていますが、中にはユダヤ人であることを証明する書類を取れないケースが出てきました。証拠書類が東ウクライナのロシア派の手に渡り、入手が困難になってしまったからです。

先日、BFPのパートナー、『エズラ基金』のヴィクトールとメルに会いましたが、戦乱の地にワゴン車を走らせている救出作戦のドライバーは、日常的にかなり危険な目に遭っているということです。メル・ホーゾル氏は預言的にエレミヤ書16章16節「『見よ。わたしは多くの漁夫(ぎょふ)をやって彼ら(ユダヤ人)をすなどらせる。その後、わたしは多くの狩人(かりゅうど)をやって、すべての山、すべての丘、岩の割れ目から彼らをかり出させる』と書かれている通り、『今はハンター(狩人)の時に入った』と言っています。私たちは長年ユダヤ人のイスラエル帰還を支援してきましたが、最近、改めて緊急性を感じています。すべてにおいてウクライナのユダヤ人共同体は危機に瀕しており、今こそ彼らと共に立つ時であることを感じています。

フランスと西ヨーロッパ

フランスにいるほとんどのユダヤ人家族が、「いつどのようにフランスを出国するか」について話し合っていると言われています。反ユダヤ主義が急増、過激化しているからです。シリア難民に紛れてISのテロリストが入ってきてから、ヨーロッパ大陸は恐怖に覆われています。1930年代の記憶がよみがえり、迫害の時がまた迫っているのではないかと多くの人が懸念しています。私の心は「ヤコブの子たちよ、イスラエルに戻って!時を逃さないで!」と叫んでいます。

ブネイ・メナシェ

過去数年、BFPではブネイ・メナシェ(インド在住のマナセ族の末裔)を救出してきました。彼らは2600年もの間ユダヤ人国家から離れていましたが、自らのアイデンティティを決して失うことがありませんでした。今では年間500人ほどの割合でイスラエルへ帰還しています。『シャベイ・イスラエル』というユダヤ人帰還支援団体の代表者である、マイケル・フレウンド氏は、帰還の許可を取るため、定期的に政府関係者と会い交渉しています。最近では内務省の長官に帰還待ちの人数を尋ねられ、7千人以上いると回答すると「すぐに皆帰還させなさい!」と言われたそうです。内務省が帰還をすぐに許可するのは大変なことです。何という急展開、何という挑戦でしょう。この人数全員を帰還させるには約30億円近い予算が必要になります。大いなる祝福であると共に責任も重大です。

命を救うこと

ユダヤでは伝統的に、「一人の命を救うことは全世界を救うに等しい」と言われています。皆様がこれまでに救出してくださったユダヤ人の数は約5万人。皆様は何と5万回も全世界を救ってくださっているのです。

その中の一人にセルゲイさんがいます。以下にセルゲイさんからの手紙を紹介します。

セルゲイ

「私の名前はセルゲイで、ユダヤ名はメナヘムといいます。生まれはロシア中央部のトゥーラという街ですが、父はベラルーシ出身、母はウクライナのザポリージャで生まれました。祖母は幼いころ、迫害のため両親と一緒にポーランドからウクライナへと逃げました。ウクライナで曽祖父は戦乱から家族を守るために列車に乗せ、自身は戦地へ赴きました。その後曽祖父に会うことはありませんでした。私は幼いころから反ユダヤ主義に遭っていたので、自分がユダヤ人だということは知っていました。幼いころ、かなり早い段階から私は人生の意味について問い続けていました。いつもイスラエルに関心があり、ユダヤ教に興味があったので、イスラエルに戻りたいと思っていました。ユダヤ人は自分の同胞で、イスラエルこそ自分の生きるべき国だと認識していたからです。」

セルゲイは現在イスラエルの大学で学んでいます。神さまから与えられた祖国でしっかりと生活していけるように、BFPの里親プログラムを通してクリスチャンの支援を受けています。困難や危険な状況から助け出し、食料支援をし、励まし、祈る。セルゲイのような人たちをもっとたくさんイスラエルに帰還させることが心からの願いです。なぜなら神が彼らを呼んでおられるからです。彼らの帰還こそが、神ご自身がみことばを忠実に守っておられることを世に示すしるしなのです。

「だが、今、ヤコブよ。あなたを造り出した方、主はこう仰せられる。……恐れるな。わたしがあなたとともにいるからだ。わたしは東から、あなたの子孫を来させ、西から、あなたを集める。わたしは、北に向かって『引き渡せ』と言い、南に向かって『引き止めるな』と言う。わたしの子らを遠くから来させ、わたしの娘らを地の果てから来させよ。」(イザヤ43:1,5-6)

神さまと共に主の民をイスラエルに戻すBFPの働きにご参加ください。以下のプログラムに対する皆様のご支援を感謝します。

*救出作戦ではウクライナ及び旧ソ連圏にいるユダヤ人の救出支援をします。

*新移民ウェルカムギフトでは毛布、台所用品、旧約聖書や学用品等を贈ります。

*食料支援では何千人もの新移民の食料を支援します。

*里親プログラムでは月々5,500円で1年間新移民を支援します。

需要は非常に大きいので、いかなるご支援も感謝です。今の時代に対する神の偉大なしるし、アリヤー(帰還)にご参加ください!

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