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プロジェクトレポート

あなたがたで、あの人たちに何か食べる物を上げなさい

TEXT.レベッカ・J・ブリマー(BFP国際会長)

食料支援はBFPの最も初期から続く根幹を成す支援項目の一つです。その食料支援の受給者を、5千人近く削減しなければならない危機に陥っています。現状をお分ちし、お祈りとご支援をお願いさせていただきたいと思います。

All Photos by Debra Williams/bridgesforpeace.com

何千人もの群衆がイエスの話を聞くために集まっていました。イエスは群衆を深くあわれんで、癒やし、教えられました。夕方になりましたが、食べ物がありません。弟子たちがイエスの所に来て「群衆を解散させて、めいめいで食物を買うようにさせてください」と告げたところ、イエスはこのように言われました。「彼らが出かけて行く必要はありません。あなたがたで、あの人たちに何か食べる物を上げなさい。」(マタイ14:16)この後、五つのパンと二匹の魚で、5千人の男性と女性たち、子どもたちを養われたというあの偉大な奇跡が起こります。今日、このみことばが、私の心に響いています。なぜなら、大勢のおなかをすかせた群衆が、毎月BFP(ブリッジス・フォー・ピース)の門を叩いているからです。

現在BFPでは、2万6千人以上の方々に毎月食料をお届けしています。私はどの方も、空腹のまま手ぶらで帰したくはありません。しかし昨年、長年大口のご支援を送り続けてくださった団体が、やむを得ずその支援を継続できなくなり、「食料支援」への指定献金が激減しました。そして、5千人近くの方々を、今ある食料提供リストから削減しなければならない事態に直面しています。

私たちは奇跡を求めています

BFPは、この問題を主の元に持っていき、「パンと魚の奇跡」を起こしてくださいと願っています。主がクリスチャンの方々お一人おひとりの心に語ってくださり、みことばの通りイスラエルに戻ってきたユダヤ人を養ってくださるように、与えられた財源で、最も安く、良い食料を仕入れる知恵が与えられますように、お祈りしています。

「これは、彼が、助けを叫び求める貧しい者や、助ける人のない悩む者を救い出すからです。彼は、弱っている者や貧しい者をあわれみ、貧しい者たちのいのちを救います。」(詩篇72:12-13)

イスラエル全土にクリスチャンの愛を届ける食料を積み入れる

神はBFPを、みことばの預言の成就に参加するものとして召し出し、必要をすべて備え続けてくださいました。トラックが与えられ、倉庫が与えられました。スタッフ、ボランティアたち、イスラエルでの人脈を与え、イスラエルにおいて好意を得られるようにしてくださいました。私たちは今ある設備と人材で、さらに多くの人を助けることができます。「パンと魚の奇跡」さえいただけたら、それが可能になると信じます。

最近、食料支援を受けている方からお手紙をいただきましたので、ご紹介します。

「私はモロッコ出身のアイシャックと申します。11人の子どもの父親です。妻はイスラエル生まれですが、妻の両親はトリポリから帰還しました。妻とエルサレムで出会い、2000年に結ばれました。結婚してからすぐに教師の仕事が与えられ、南部の小さな村に引っ越しました。私たちの経済状況は、良いとは言えません。妻が病気がちで働くことができないので、教師の給料だけで11人の子どもと妻の必要を満たしていかなければならないのです。子どもたちがまだ幼いとはいえ、厳しい状況です。私はBFPのクリスチャンに大変感謝しています。BFPの皆さんからいだたくご支援こそが、ここ3年の間、私がなんとか家族を養っていられる理由です。このように手紙という形で、心底からの感謝をお伝えできる機会が与えられて、とても興奮しています。私たちを助け、それを継続してくださり、本当にありがとうございます!ディモナまで毎月食料を運んでくれるだけではありません。BFPからは暖房器具や、学用品など、ここに挙げ切れないほどさまざまな物を頂いています。今週は、暖かい毛布を頂き、自分の人生に皆さんのような温かい優しい方が備えられていることを知り、また感激しました。毛布をもらって、子どもの一人が大きな笑顔を浮かべました。普通の人たちには、ただの毛布かも知れません。でも私たちにとっては、その毛布は特別に暖かく、とても意味のある大きなプレゼントでした。本当にありがとうございます。いつもBFPの皆さんが私たちと共にいてくださり、貧しい家庭と共にいてくださることを願っています。皆さんに言葉にできる限りの感謝の気持ちとハグをお送りします。」

彼らを空腹のまま帰らせてはなりません

何世紀もの時を超えて、イエスさまの「彼らを空腹のまま帰らせてはなりません(英原文から直訳マタイ14:16)」というお言葉が響いてきます。「あなたがたで、あの人たちに何か食べる物を上げなさい」とおっしゃられた主のお心です。私も、アイシャックのような家庭の一つたりとも、リストから減らすことはしたくありません。どうして5千人ものアイシャックたちを、支援の輪から切り離すことができましょうか。神はイスラエルに神の愛を表すように、BFPをお使いになっておられます。主は神の教会にも、そのように語ってくださっていると信じます。

私たちは奇跡を信じています。現在、食料をお届けしている方を減らさないようにするためには、2016年に24万ドルの追加予算が必要です。今年1月、1213人のクリスチャンの皆様が、食料支援にお捧げくださいました。もしその方々が、毎月20ドルを追加してくだされば、現在支援している2万6千人に継続して食料をお届けすることができます。もしかすると、そのようにご検討くださる方がいらっしゃるかもしれません。

どうぞ、イスラエルの子どもたちや高齢者、ホロコースト生存者、新移民、アラブ人クリスチャンを助けるため、主が皆様にどのように語られるか、お聞きください。そして「パンと魚の奇跡」が与えられるよう、共にお祈りくださいましたら幸いです。

トラックを運転して食料配達を行うボランティアたち

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