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ハイメール通信No.697 反ユダヤ主義事件の増加を覚えて

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ハイメール通信No.697 2019.12.12
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反ユダヤ主義事件の増加を覚えて
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光の祭りであるハヌカがもうすぐ始まろうとする中、また悲しい事件が起きてしまいました。世界を見渡すと、反ユダヤ主義の闇はますます広がっています。

米ニュージャージー州のユダヤ食品店で、10日午後、銃撃事件が発生し、警官1人と、店に居合わせたユダヤ人3人が死亡、他3人が負傷しました(容疑者2人は数時間の銃撃戦の末に死亡)。かつてユダヤ人にとって安全だったアメリカですが、FBIによると、宗教に起因する憎悪犯罪のうち58%がユダヤ人に対して起きています。今では9割近いアメリカ系ユダヤ人が、反ユダヤ主義は今日のアメリカ社会の深刻な問題だと感じ、3割の人が、公の場ではユダヤ人と分かる服装やアイテムを避けていると答えています。

ユダヤ人であるがゆえに命を狙われる事件は明らかに増えています。昨年10月にはペンシルベニア州ピッツバーグのシナゴーグ銃撃事件で11人のユダヤ人が犠牲になりました。今年に入ってからも、4月にはカリフォルニア州のシナゴーグが銃撃され(1人死亡)、翌5月にはシカゴのシナゴーグに火炎瓶が投げ込まれました。ニューヨークでは傷害事件がたびたび起きており、今月3日には、シナゴーグの早朝礼拝に向かっていたユダヤ人男性が殴打された上に複数回ナイフで刺され、重傷です。

どのように反ユダヤ主義に対抗すればいいのか。あるラビはこう答えています。トーラーを学び、情熱的にその教えに生き、この愛と平和のメッセージに渇いている世界にトーラーの知恵を分かち合うこと。シナイ山で律法を授かった時、ユダヤ人は世界の光になるように召されたのだから、と。

「憎しみには、愛で対抗しよう」。シナゴーグ銃撃事件があったピッツバーグのユダヤ人社会では、これを合言葉に事件の傷から立ち直ろうとしています。

<祈り>
1.銃撃事件の犠牲者の遺族の慰めと、負傷者の速やかな癒やしを覚えて。
2.ハヌカが12/22から始まります。世界各地のユダヤ人社会がテロや嫌がらせから守られ、主が見ておられることを記念するこの祭りを喜びのうちに祝うことができるように。
3.ユダヤ人もクリスチャンも、みことばを握り、身の回りの悪意に悪をもって立ち向かうことなく、愛と平和の証しとなることができるように。

このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせなさい。人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようになるためです。(マタイ5:16)【新改訳2017】


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ハイナイト部

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