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ハイメール通信

ハイメール通信No.693 イスラエルアップデート(9月)

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ハイメール通信No.693 2019.9.14
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イスラエルアップデート(9月)
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イスラエルは、やり直し総選挙を来週に控える中、北部で一時ヒズボラと交戦になり、南部では再びガザ地区からロケット弾が散発的に撃ちこまれるなど、不穏な状態が続いています。

1日、レバノン南部のシーア派武装組織ヒズボラがイスラエルの国境の村アヴィヴィム周辺に向けて対戦車砲を撃ちこみ、軍用車両と建物1棟を破壊。これに対しイスラエルは発射地点めがけて反撃を加え、一時衝突拡大の懸念が国際社会に広がりました。幸い、双方ともに人的被害は出ず、事態はそのまま収束しています。

ヒズボラは今回の砲撃について、先月シリア領内のイラン系軍事基地でヒズボラ司令官2名が爆撃で死亡したことへの報復だと述べています。同基地では、イラン革命防衛隊がイスラエルへの無人機攻撃を実行に移す段階に入っていました。イスラエルも爆撃を認めています。シリアでは、やはり先月、東部のイラク国境付近で、同国最大規模のイランの基地も爆撃を受けました。攻撃の主体は明らかではありませんが、イスラエルの可能性が指摘されています。

シリア領内ではイランが対イスラエル攻撃の橋頭保を着実に築きつつあります。レバノン国内でも、イランの援助の下でヒズボラが精密誘導ミサイルの組み立て工場を築いていることが指摘され、イスラエルとしては容認できない状況です。シリアとレバノンに端を発する攻撃について、イスラエルは、背後のイランはもちろん事態を黙認する両国政府にも責任があるとしています。

一方南部では、先月末から今月初めにかけガザ地区から複数回ロケット弾が発射され、近隣住民は幾度も防空シェルターに走りました。火炎凧の被害は常態化し、最近はドローンの脅威も増しています。南部の人々の忍耐は限界に近付いてきており、大規模な軍事作戦が近いのではという懸念も出始めています。

そのような中、今年2度目の総選挙が17日に行われ、30以上の政党が120議席を争います。喫緊の課題は治安(国防)ですが、今回も右派と中道左派、世俗派と宗教派の対立構図に変わりはなく、「リクード」と「青と白」が再び接戦を繰り広げています。

<祈り>
1.イスラエルがあらゆる攻撃から守られるように。国境を守る兵士たちが、不意打ちや誘拐から守られるように。
2.イスラエルが防衛のために行う軍事行動に相手の市民が巻き込まれることなく、守られるように。
3.選挙のために。今イスラエルを取り巻く国内外の状況を切り抜けるのにふさわしいリーダーたちが選ばれるように。

主はあなたを守る方。主はあなたの右の手をおおう陰。昼も 日があなたをうつことはなく 夜も 月があなたをうつことはない。(詩篇121:5〜6)【新改訳2017】


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ハイナイト部

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