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ハイメール通信No.651 フードバンク・ボランティア工藤登志子さんより Vol.6

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ハイメール通信No.651 2018.3.3
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フードバンク・ボランティア工藤登志子さんより Vol.6
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シャローム!愛する皆様、

尊いお祈りとお捧げものに心からお礼申し上げます。
私の6カ月間のボランティア活動も、残すところわずか数日となりました。このたびの滞在における、フードバンクからの最後のレポートとなります。

先週は、里親プログラムへの食料支援と新移民ファミリーへのギフト支援とが重なり、多くの方々の出入りがあって、にぎやかでした。新移民の方々への支援は、毎月2日間日程を決めて行います。私が支援物資の受け渡しに直接携わることはありませんが、近場で待機しています。ストックが無くなると、「としこさん〜これこれを〇〇個持ってきて!(ちなみに、ここでは、さん付けで呼んでくれる)」の声に、倉庫から商品を事務所に運び補充します。そこで、新移民ファミリーの様子をうかがうことができます。年齢層も、家族構成もさまざまです。若いカップルもいます。聖書やキッチンセットの他にベビー用毛布を渡されているのを見ながら、お子さんが生まれるのかしら……などと、想像力を膨らませながら見守っています。新生活が祝福あることを祈りながら。そして、ユダヤ人のクリスチャンへの心が緩んでいくのを願いながら。

先日は、私が里親を務めている70代のご夫婦との面会がフードバンクオフィスでかないました。ご主人がユダヤ人、奥様はロシア人で、お友達に勧められての移住のようでした。奥様はドイツ語の教師をされていたので、英語が少し通じます。通訳を介し、しばし楽しく語らうことができました。私が奉仕活動で、カーミエルに滞在していることを伝えると、ご自宅に招いてくれることに!そして2週後、ご夫妻の歓待を受けるという、里親としての夢が実現しました。

ロシアから来て1年、4週間前に引っ越しをされたばかりという新居。建物は古いですが、居心地の良い住まいになっていました。おいしいコーヒーとロシア名物のスイーツをごちそうになりました。言葉のハンディのため、一つ一つ言葉を選びながらゆっくりと会話をしました。ご家族の写真を丁寧に解説してくださり、また、奥様の趣味の刺繍(ししゅう)の作品を見せてくださったり……と、楽しくて2時間があっという間でした。そして、最後はバス停まで見送り、姿が見えなくなるまで手を振ってくれました。

健康問題を抱える二人にとって、必要な医療が受けられること、ロシアの食品なども手に入り、一定の生活レベルが保たれていることに、一応の満足を得ているようでした。お二人は、BFPの支援を受けるようになって余裕ができたと、感謝の思いを伝えてくれました。支援する側の私にとって、里子の生活ぶりを見せていただくことができた喜びは、何事にも代え難いカーミエルでの幸いな経験となりました。

<祈り>
1.工藤登志子さんの6カ月間の働きが守られ、用いられたことに感謝。
2.国際テロ組織ヒズボラやイスラム国など、国境が接する北部フードバンクの守り。
3.BFPで支援する里子の皆様がイスラエルの地で祝福された日々を過ごすことができるように。

主よ。まことに、あなたは正しい者を祝福し、大盾で囲むように愛で彼を囲まれます。(詩篇5:12)


B.F.P.Japan
ハイナイト部


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