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ハイメール通信No.647 2017年・「治安報告書」~イスラエル治安当局より~

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ハイメール通信No.647 2018.1.13
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2017年・「治安報告書」〜イスラエル治安当局より〜
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2017年のテロに関する治安報告書がイスラエル治安局より提出されました。

北部:イスラエル北部の国境に接するレバノンでは、テロ組織ヒズボラの武器・兵器が過去最大に増強。そのため、ヒズボラの射程にあるイスラエルでは緊張が増しているが、昨年はシリア内戦の流れ弾が時折飛来するのみにとどめられた。

南部:ガザ地区から35発のロケット弾が発射。大半は空き地やガザ地区内に落ち、市街地に着弾したり迎撃されたりしたのは10発のみ。かつて年間3桁のロケット弾を経験した南部住民にとっては、この10年で最も平穏な1年となった。ガザ地区を実効支配するハマスは着々と軍備を増強。しかし、今はイスラエルとの全面対決を避けたい模様で攻撃が減少。

パレスチナ西岸:パレスチナ自治区に端を発したテロは99件で、二百数十件を数えた過去2年と比べると大幅減に。しかし、西岸地区において見逃せないのがハマスの動向。148ものグループが摘発され、未然に防がれたテロ計画は400件に。中には商業施設やバス、人混みでの大規模な自爆テロや誘拐計画も。ハマスが自らの拠点ガザではなく西岸で攻撃を計画するのは、ライバル関係にある自治政府が責任を問われるためで、自らは傷を負うことなく、イスラエルと自治政府を戦わせることができるという計算がある。
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年末の米国によるエルサレム首都承認宣言を巡っては、大規模な暴動や治安悪化が心配されましたが、暴動は週を追うごとに下火になっています。これまでのところ、首都承認を「イスラムへの宣戦布告」などの宗教闘争に転化する試みは不発に終り、暴力の勢いは明らかに落ちています。

ここ数年で中東の地政学的均衡は崩れ、エルサレム問題に関しても、今年はどのような展開になるのか見通せません。しかし昨年、多数のテロ計画が防がれ、またエルサレム暴動の勢いが削がれたのは祈りの応えに他なりません。平穏に見えた2017年ですが、実際には水面下のテロ工作が活発化しています。2018年も、皆様のとりなしの祈りが必要です。イスラエルとその周辺諸国を覚え、どうぞ続けてお祈りください。

<祈り>
1.2018年も、日夜続く衝突やテロ計画が未然に防がれ、尊い命が守られるように。
2.懸念された「エルサレム首都認定問題」が大規模な暴動に至っていないことに感謝。
3.対イスラエル、さらにテロ組織同士の対立に、主がご介入くださるように。

見よ。イスラエルを守る方は、まどろむこともなく、眠ることもない。(詩篇121:4)


B.F.P.Japan
ハイナイト部

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