ハイメール通信No.644 米トランプ大統領の発表を覚えて
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ハイメール通信No.644 2017.12.9
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米トランプ大統領の発表を覚えて
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米トランプ大統領は6日、「エルサレムをイスラエルの首都と承認する時が来た」と述べ、エルサレムに大使館を移す移転先の候補地の選定を始めたと発表。世界中が驚愕(きょうがく)しました。
米議会は1995年にエルサレムをイスラエルの首都とする法律を成立。米大使館のエルサレム移転も20年以上検討されてきました。しかし、歴代の大統領は6カ月ごとに法律の執行停止文書に署名。大統領選のたびに「大使館のエルサレム移転」は候補者の公約でしたが、今に至るまで延期されてきました。今回、トランプ大統領がついにこの法律を執行したことになります。
アラブ連盟は今回の決定を「アラブ諸国と全イスラム教徒の権利に対する侵害。地域と世界の平和や安定への深刻な脅威である」と声明を出しました。欧州や国連も和平の機会を損なうと懸念しています。一方のトランプ政権は、「これまでエルサレム法の施行を延期し続けてきたが、中東和平は一向に進展しなかった。今回の決断は和平実現のための新しい戦略的試みだ」と述べています。
聖書には、エルサレムの名が600回以上登場します。神が御名を住まわせるために選ぶ場所、「わたしの名をそこに置く」と言われた場所です。また、後の日には、世界中の民がイスラエルの神を礼拝しに上って来る場所です。みことばの約束どおり、主の栄光がエルサレムに表されることをイメージしながら、この世界を揺るがす事態に対して祈りを積んでまいりましょう。
<祈り>
1.イスラエル及びアメリカがテロの標的になる可能性が高まっています。世界中の両国大使館や市民が守られるように。
2.イスラム過激派の人々がテロ行為で自らの命を落とすことがないように。彼らの救いを覚えて。
3.イスラエルや米国と良好な関係にあったエジプトやヨルダン、また世界各国の首脳が今後下す決断に主が働いてくださるように。
4.世界中のクリスチャンが「神の計画の視座」に立ってこの出来事を消化し、神の御心を覚えてとりなし祈れるように。
エルサレムの平和のために祈れ。(詩篇122:6)
B.F.P.Japan
ハイナイト部