ハイメール通信No.608 被災地復興支援のための祈り
------------------------------
ハイメール通信No.608 2016.7.16
------------------------------
東日本被災地巡回レポート B.F.P.Japanスタッフ
------------------------------
今年6月にゴスペルシンガーの上原令子氏のご協力により、岩手県と宮城県の被災地巡回を行いました。皆様の熱いお祈りとご支援により、現地で復興支援をしておられる牧師先生やクリスチャンの助けとなれることを心より感謝申し上げます。3.11いわて教会ネットワークのチームに合流させていただき、岩手県高田にある仮設住宅の集会所へまいりました。既に多くの方々が復興住宅などへ移り住み、ご婦人方6人ほどの小さな集まりでしたが、賛美と交わりの時をとても喜んでくださいました。一人暮らしの方が多く「とにかく寂しい、夜は特に…。」「カフェのこの時間を心待ちにしている」と言いながら集会所を出る後ろ姿がとても寂しそうで、「主が共にいてくだいますように」と令子さんが手を握ってお祈りをし、励ましの言葉を交わしました。
仙台市内の復興住宅にもまいりました。そこには気仙沼、志津川町など、いくつかの被災場所から移り住んでいる方々がおられました。あるご婦人は、息子さんと二人のお嫁さんがいまだ行方不明のままで、ご主人はそのことの衝撃が大きすぎて震災後に亡くなったそうです。「やっと前を向いて生きているんです」とおっしゃる言葉と表情に、途轍もない困難を乗り越えた方の強さと優しさを感じました。このような方々と共に歌い、祈ることが許されたことを光栄に思います。復興支援を継続しておられる教会と牧師先生方は、知恵とさまざまな工夫をもって懸命に取り組んでおられます。岩手県に居を移したクリスチャンがおられ現地に大きなインパクトを与えていることも知りました。そして福音宣教は、さらに本番を迎えていてさまざまな必要があります。主がすべての必要を満たしてくださることを期待し、お祈りしましょう。
<祈り>
1.主が教会とクリスチャンを通してさらにご自身の愛を現し、懸命に生きておられる人々に救いをもたらしてくださるように。
2.福音宣教に必要なすべてのものが与えられ、豊かに刈り取る喜びの日が続くように。
3.各地で進められている整地や復興住宅の建設が順調に進み、一日でも早く落ち着いた生活環境に移ることができ、新しいコミュニティーに順応する力が与えられるように。
わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。 (ヨハネ13:34)
B.F.P.Japan
ハイナイト部