イスラエル料理レシピ

アメリカ系アシュケナジのハロセット

ユダヤ人の友人宅で祝った過ぎ越しの祭りには、各国から帰還したユダヤ人が集まっていました。アメリカ系のSさんは「アメリカといっても、住んでいる場所や、アシュケナジ（東欧系ユダヤ人）とセファルディ（スペイン・中東系ユダヤ人）という違いで使う食材が違うの」と、８種類の手づくりハロセットを持参していました。ハロセットとは、種無しパンといっしょに食べる、果物やナッツ（レンガを象徴）などでつくるディップです。

＜材料＞
Ａリンゴ	2個
Ｂ素焼き、無塩のクルミ	50g
Ｃ赤ワイン、またはブドウジュース	大さじ2〜3
Ｄ砂糖または蜂蜜（ワインの味に応じて増減）	大さじ2〜3
Ｅシナモン（好みで増減）	小さじ1〜2

リンゴは皮をむき、ざく切りにし、フードプロセッサーに入れる。
Ｂ,Ｃ,Ｄ,Ｅを加え、リンゴが5mm大になるまでフードプロセッサーにかける。
味をみて、赤ワイン、砂糖、シナモンなどの量を調整する。
出来上がったら、器に盛り付ける。

お料理ひと言メモ: ハロセットを教えてくれたSさんご一家は、数年間イスラエルで過ごした後、再びアメリカへ戻ったと友人から聞きました。Sさんにとって、約束の地で暮らすことはいろいろな意味で厳しいことだったようです。このようなユダヤ人は他にもいます。彼らがイスラエルに定着できるようにお祈りください。